内田洋行 大学・高校セミナー ICTの方向性定めて 端末の導入や活用等考える(関係団体 2022-11-04付)
㈱内田洋行は10月28日、札幌市内のユビキタス協創広場U―cala(ユーカラ)で学校・教育関係者向けの「北海道 大学・高校セミナー」を開催した。教育関係者約20人が参加し、1人1台端末の導入から活用までのポイントについて研鑚を積んだ。
セミナーでは、導入から3年を迎えた学校法人北星学園から、北星学園大学教育支援課の岩本学氏と北星学園女子中学高校の小西理介教頭を講師に招き、1人1台端末の活用状況と活用から見えてきた成果と課題について講演を行った。
北星学園では、GIGAスクール構想の加速化に伴い、令和元年に大学附属高校で1人1台端末の導入を開始。3年に女子中学校、4年に女子高校と余市高校で導入が完了している。
導入に向けて、サーバーの老朽化や端末の利用環境、学習スペースの確保など、教育面と施設面での現状課題を洗い出したほか、教職員の働き方改革にも踏み込み、校務支援ソフトや授業支援ソフトの導入を検討。
教育ITソリューションEXPOや先行導入校への視察などを重ね、令和元年に運用開始に結び付けた。
現在は各校において、チームズを利用した授業や業務改善を図り、着実に端末の活用を進めている。
岩本氏は「クラウド環境が充実し日常的に端末の活用が可能となり、生徒の自主学習での効果が期待できる。一方で教職員がいつでもどこでも仕事ができる環境は、便利なようでボーダーレスに陥る危険性がある」と指摘。「組織としても個人としても気にかける必要があり、あらかじめ危険性を理解することも必要」と注意を促した。
また、加速する教育現場のICT化に対応するために「展示会やセミナーへの参加、学内外との情報共有、外部人材の活用など、様々な力を借りてICTの方向性を定めていくことが大事」とポイントを説明した。
このほかセミナーでは、内田洋行の担当者がウィズコロナ時代の学修空間・システム・サービスの最新事例などを紹介した。
(関係団体 2022-11-04付)
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