ふるさと・観光教育実践交流 縄文時代や世界遺産学ぶ 指導プログラム作成へ協議(道・道教委 2022-12-07付)
道教委は11月25日、第2回道ふるさと教育・観光教育等実践事例交流会を開催した。約90人の教員が参加し、縄文時代や世界遺産について学ぶ新たな指導プログラムの作成に向けて意見を交換。東京成徳大学特任教授・玉川大学名誉教授の寺本潔氏による講話も行い、ふるさと教育・観光教育の充実へ理解を深めた。
交流会は道教委の道ふるさと教育・観光教育等推進事業の実践校・協力校による協議等を通してふるさと教育や観光教育等の意義、北海道に対する愛着や誇りを育む教育活動の在り方に関して理解を深めることがねらい。
事業の実践校・協力校の教員ら約90人が参加した。
はじめに、義務教育課の平山道大主査が本年度新規の「縄文時代に学ぶ・世界遺産を活用した次世代育成事業」の一環として作成する指導プログラムの概要を説明。小・中学校の社会科、総合的な学習の時間において縄文時代や世界文化遺産を活用して学ぶ内容で、5年3月の完成に向けて積極的な意見を求めるとともに、各学校での活用を呼びかけた。
つぎに、3Dデータによる竪穴式住居の観察や出土品のデジタル教材を活用した調べ学習など、新たな指導プログラムの具体を共有。北海道には弥生時代や古墳時代がないことを伝えることや、単元の最後に北海道の縄文遺跡群に触れる時間を設けることや、各場面で児童生徒の興味・関心を育む指導方法を確認。北海道への愛着や誇りを育む教育活動の在り方を協議した。
最後に東京成徳大の寺本特任教授が「ふるさと教育・観光教育の充実に向けて」をテーマに講演。ふるさと教育・観光教育で育つ資質・能力として北海道固有の魅力を伝える訴求力、他者目線で地域資源を価値付けするマーケティングなどを挙げ「わがまち自慢」にとどまらずに北海道や日本の強み・弱みを自覚する力や広い視野で外国人に接する言語力・態度を育てる必要性を訴えた。
(道・道教委 2022-12-07付)
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