冬季休業へ道教委が留意点　子の命と心を守るため　相談窓口周知、自殺予防など

（道・道教委 2022-12-07付）

　道教委は２日付で、冬季休業に向けた児童生徒の指導の留意事項を示す通知を関係者に発出した。新型コロナウイルス感染症対策に伴う生活環境の変化など、様々な不安やストレスを抱えている児童生徒のため、①子ども相談支援センターをはじめとする各種相談窓口の周知②自殺予防に向けた取組の積極的な実施③児童虐待の防止対策と早期発見・早期対応―の３点を呼びかけた。

　相談窓口の周知に当たっては、保護者に家庭で見守りを促すとともに冬季休業前にあらためて各種相談窓口を必ず周知するよう求めた。

　例年長期休業明けにかけて１８歳以下の自殺が増加する傾向にあることから、資料「ＳＯＳの出し方に関する教育」を参考とする自殺予防教育の実施や、家庭、地域、関係機関と連携した自殺予防の取組の積極的な実施を呼びかけた。

　児童虐待の防止に向けては、文部科学省の『学校・教育委員会等向け虐待対応の手引き』や事務連絡「児童虐待対応に係る資料について（２年８月１９日付）を活用するよう求めている。

　道教委はこれら３点を踏まえ、各学校で家庭や地域の関係機関・団体等との緊密な連携のもと、児童生徒の命と心を守る取組に万全を期すよう求めている。

(道・道教委 2022-12-07付)