道高校水産クラブ研究発表大会　厚岸翔洋高が３年連続優秀賞　未利用・低利用魚を研究

（関係団体 2022-12-14付）

　【小樽発】道高校水産クラブ連盟は１１月上旬、小樽水産高校（木村司校長）で第４３回道高校水産クラブ研究発表大会を開催した。小樽水産高、函館水産高校、厚岸翔洋高校、天売高校の４校から１１チームが参加し、学習成果を発表した。審査の結果、アメマスを例に、厚岸の未利用・低利用魚の研究について発表した厚岸翔洋高海洋資源科が３年連続の優秀賞に輝いた。

　大会は水産教育の充実・発展を期するために、体験的、探索的な水産クラブの実践活動を通して、自発的な学習の高揚を図ることなどを目的に開催するもの。当日は道内の４校１１チームから計２７人の生徒が参加し、それぞれが日ごろ取り組んできた研究内容を発表。学習成果を競い合った。

　審査の結果、厚岸で漁獲される未利用・低利用魚の有効活用を目的に、これまで魚粉原料として利用されるだけだったアメマスをおいしく食べる方法について研究、発表した厚岸翔洋高海洋資源科が優秀賞に選ばれた。

　厚岸翔洋高海洋資源科は、１６日に秋田県男鹿海洋高校で行われる全国水産・海洋系高校生徒研究大会に出場する。

　大会結果はつぎのとおり。

▽優秀賞＝厚岸翔洋高海洋資源科「厚岸の未利用・低利用魚の研究～アメマスを例に」

▽優良賞＝函館水産高水産食品科「ぶりガールズの無駄なく函ぶり～そしてヘルシー」

▽優良賞＝小樽水産高水産食品科「ＳＤＧｓ（持続可能な開発目標）への取組～新商品開発を目指してパートⅡ」

▽努力賞＝小樽水産高海洋漁業科「キャベツウニとＳＤＧｓ～ウニ養殖新産業による地方創生に向けて」

▽努力賞＝天売高普通科「プロジェクト天売～稚貝の放流でアワビを救う」

(関係団体 2022-12-14付)