帯広市Ｐ連　第６６回研究大会　十勝の環境は魅力的　スピードスケート・髙木氏講演

（関係団体 2022-12-13付）

　【帯広発】帯広市ＰＴＡ連合会（中村浩和会長）は１１月２７日、市内のとかちプラザで第６６回研究大会兼子育て研修会を開いた。約１３０人が参加。スピードスケート元日本代表の髙木菜那氏による基調講演、専門家による分科会方式の講演の２部制で行われた。

　大会テーマは「現在から未来へ～私たちにできること」。変化の激しい社会の中で生涯学習の観点に立ち、学校・家庭が有機的に機能を果たしながら地域と連携し、子どもの未来と豊かな可能性を生かせるような成人教育の推進を目的としている。

　開会に当たり、中村会長があいさつ。本年度、市内全校に配置されたコミュニティ・スクール（ＣＳ）との関わりや組織の最適化など、ＰＴＡとしての役割を考えていくことの重要性を強調。「大人も学ぶことが大切。講演から得たものを家庭で子どもと共有してほしい」と呼びかけた。

　来賓を代表し、市教委の広瀬容孝教育長は「学校・家庭・地域の連携強化や時代に合わせた教育環境づくりを推進するＰＴＡの活動は、より一層重要となる」と伝えた。

　続いて、髙木氏が「なな転び八起～いま私が伝えたいこと」と題して講演した。

　幕別町出身の髙木氏は、帯広南商業高校の卒業生。夏季にサッカー、冬季にスピードスケートをしていた幼少期を振り返り「十勝はあらゆるスポーツに触れる環境が整っている」「複数のスポーツに一生懸命取り組んでも良い雰囲気を感じる」とし「どのスポーツを続けるか自己決定できる」と生涯スポーツの観点に立ち、十勝の魅力を伝えた。

　また、結果にかかわらず「お疲れさま」と声をかけてくれた親への感謝を述べた。「期待を背負わないことで、自分の意思を持ってスケートを続けることができた」とし「最終的に、支えてくれた人たちのために頑張りたいと思うようになった」と話した。

　このあと①ストレス＆アンガーマネジメント②多様な性について③子どもたちと未来を創るＳＤＧｓ―の３分科会で各専門家が講演した。

(関係団体 2022-12-13付)