道教委 ネイパル利用者満足度調査　「満足」 森がトップ　全施設が「やや満足」以上９割超

（道・道教委 2023-03-07付）

　道教委は、道立青少年体験活動支援施設（ネイパル）６施設の４年度利用者満足度調査結果をまとめた。清潔さや快適さ、利用しやすさ、事業内容、食事、料金などについて調査。総合評価では、森が「満足」との回答が８４・０％でトップとなったほか、「満足」「やや満足」の合計では、足寄が唯一１００％をマークするなど全施設で９割以上を達成した。

　指定管理者制度を導入している砂川、深川、森、北見、足寄、厚岸のネイパル６施設で、４年７月２２日から１０月１９日までに受け入れた全ての宿泊利用団体３６８団体を対象に調査した。

　利用団体の内訳は、小学校１１７、中学校５１、高校４２などで、宿泊者数は合計１万２５４３人。回答者は１団体１人（団体責任者）とした。

　調査結果をみると、建物や設備（清潔さ、快適さ、利用しやすさ）では、森が「満足」７９・０％、足寄が７５・０％をマーク。「満足」「やや満足」の合計の割合（全回答から「該当なし」と未回答を除いた有効回答による満足度。以下同様）は、森が９６・３％、足寄が９５・５％、深川が９４・５％などとなった。

　プログラムや事業の内容、指導方法などの「満足」トップは森の６４・２％。厚岸が５８・５％で続いた。「満足」「やや満足」の合計は、砂川が１００％を達成。森が９８・４％、厚岸が９３・９％、北見が９１・２％などとなった。

　食事内容は、深川が「満足」６９・７％と６施設の中で最も評価が高く、次いで砂川が６８・２％、森が６５・４％となった。「満足」「やや満足」の合計では、足寄が９７・１％でトップ。次いで、砂川が９５・３％、森が９４・１％と高評価だった。

　施設の利用料は足寄が「満足」８６・４％でトップ。厚岸も８２・９％で次いで高評価だった。「満足」「やや満足」の合計は、足寄が９７・７％で最も評価が高く、次いで、深川が９７・２％、森が９３・８％、砂川が９３・２％、厚岸が９０・２％と９割以上に。北見も８７・８％と高評価だった。

　食事料金（費用対効果・コストパフォーマンス）については、砂川が「満足」７２・７％でトップ。森が６１・７％、深川が６１・５％、厚岸が６１・０％で６割を達成した。「満足」「やや満足」の合計では、砂川９５・３％、深川が９１・７％で９割以上をマーク。次いで、足寄が８８・９％、森が８８・４％となった。

　職員の対応（親切さ、的確さなど）は、森が「満足」９６・３％でトップ。足寄も８８・６％と高評価を得た。「満足」「やや満足」の合計でも、森が９８・８％でトップ。深川が９６・３％、足寄が９５・５％、北見が９３・３％と全施設が９割以上を達成した。

　総合評価では、森が「満足」８４・０％で圧倒的評価が高く、２位の足寄（「満足」７５・０％）を大きく引き離す結果となった。「満足」「やや満足」の合計では、足寄のみが１００％を達成。次いで、森が９８・８％、北見が９８・０％と全施設が９割以上を達成した。

(道・道教委 2023-03-07付)