札幌屯田北中 大学生や市民と　町内会をもっと身近に　まちづくり意見交換会

（札幌市 2023-03-13付）

　札幌市立屯田北中学校（下山敏晴校長）で２月２７日、札幌市市民文化局市民自治推進室によるまちづくりに関する意見交換会が開催された＝写真＝。生徒会を中心とした１～３年生１４人が参加。屯田地区の地域住民や大学生と共に、防犯・防災や交流の深化など町内会が抱える課題やより良い活動に関する在り方について議論した。

　同室は、地域活動における次世代の活動の担い手育成事業として、中学生を対象に意見交換会を実施している。このほか、小学生を対象としたまちづくりを考えるボードゲームＭａＧや高校生を対象としたまちづくり活動の意識醸成を見通したボランティア活動を行っている。

　この日は、中学生と地域住民、大学生が「防犯・防災」「これからの町内会」「清掃・環境美化」「親睦・交流イベント」の４つのグループに分かれ、各テーマに沿った町内会の活動について意見を交わした。

　はじめに、さっぽろ青少年女性活動協会の三宅祐二さんが、町内会の担う役割や身近なまちづくり活動、加入率低下や若者不足などの課題を説明。それぞれのグループで若者が積極的にまちづくりに参加する方策を話し合った。

参加した中学生からは「回覧板を紙で手渡しではなく、ツイッターやユーチューブなどＳＮＳ投稿にしてはどうか」「植林やごみ拾いの報告会を開催したら良い」などの意見が上がった。

(札幌市 2023-03-13付)