札幌市教委　学校図書館地域開放　５年度　２校追加１２４校　新規は年度途中に開設予定

（札幌市 2023-03-14付）

　札幌市教委は、５年度学校図書館地域開放事業について、新規２校を追加し１２４校で実施する見通しだ。各校のＰＴＡに事業を委託し、地域住民らも学校図書館を利用可能にするもの。新規２校については、年度途中の開設を目指して準備を進めている。

　事業は、学校図書館を地域に開放し、子どもおよび地域住民の読書活動の充実、子どもと大人、大人同士の交流を通した生涯学習の機会を提供することを目的に昭和５３年度から実施。

　一般書などを配架し開放時間を設定することで、地域住民も学校図書館を利用可能としている。

　各校ＰＴＡに事業委託し、地域人材などの「開放ボランティア」が運営。図書の貸し出し・返却、館内美化・装飾、蔵書点検、図書選定・配架作業など学校図書館の基本的な実務を担う。

　また、レファレンスサービス、読み聞かせなどの行事の実施などを通して、親しみやすい学校図書館の雰囲気をつくり子どもの読書活動を推進する。

　開放時間は、学校授業日において週３回、午後１時から４時までを基本とするが、学校教育との連携や地域の利用動向を踏まえて各校運営委員会で定める。

　学校やＰＴＡの行事などに合わせて、土日や長期休業期間に開放することもできる。

　４年度現在、１２２校で実施。５年度は新たに２校を加え１２４校で実施する予定だ。

(札幌市 2023-03-14付)