全中学校区でスタート　江別市の小中一貫教育

（市町村 2023-04-05付）

　江別市小中一貫教育が本年度、本格的にスタートする。市立全小・中学校において、「系統的な指導」「一貫した指導」「相乗的・補完的な指導」の３本柱を推進。中学校卒業時の目標「夢を持ち、夢を語り、夢の実現に向けて行動する子ども」の育成に向けて、学校・地域・家庭が共有しながら義務教育９年を見据えた教育活動に力を注ぐ。

　江別市教委は２年度、小中一貫教育基本方針を策定。市の目指す子ども像に「夢を持ち、夢を語り、夢の実現に向けて行動する子ども」を据え、４年度から江別第二中学校区をモデル校に指定し実践を重ねるとともに、各中学校が目指す子ども像を熟議しながら全市での導入を目指してきた。

　市の小中一貫教育では①系統的な指導②一貫した指導③相乗的・補完的な指導―の３点を柱に設定。各中学校区が定める目指す子ども像に基づき、授業改善や学習意欲の向上、自己肯定感の高揚、社会性の育成、中１ギャップの緩和、地域への誇りや愛情の醸成に努める。

　市教委は、広報えべつ４月号にリーフレットを同封し、市内全世帯に配布。児童生徒や保護者をはじめ、地域住民に小中一貫教育の趣旨への理解を図るとともに、連携・協力を求めていく。

(市町村 2023-04-05付)