道教委　校種間連携支援事業　砂川市など１６地域に　パートナー校導入、情報共有支援

（道・道教委 2023-04-19付）

　道教委は本年度から開始した「学校種間連携サポート事業」の指定・準備地域として、砂川市など１３市町村教委１６地域を決定した。指定校・準備校は３３校。道内の先進校が学校を支援する「パートナー校制」を新たに導入するほか、関係者間で課題解決の方策や先進事例を共有する「学園ネットワークコミュニティ（がくえんねっとプラス）」を開催し、小中一貫教育の導入や円滑な実施に向けた取組を支援する。

　同事業は本年度から開始した“子どもたちの未来を拓く”学びのトランスフォーメーション事業の一環で小中一貫教育サポート事業の後継事業。事業期間は５～７年度までの３年間で、中学校区で育成を目指す子ども像の設定・共有や小中９年間を通じた教育課程の編成・実施などを支援して校種間連携による教育の質向上を図る。

　義務教育学校または小中一貫小・中学校の設置・導入初年度または設置・導入予定の市町村教委を「指定地域」「準備地域」、当該地域の選定校を「指定校」「準備校」に指定し、９年間を通して身に付ける資質・能力の設定や指導計画の作成、小中一貫教育を推進する体制整備などの取組を行う。指定は年度ごとに行い、期間終了後「モデル地域」「モデル校」に移行する。

　指定校（準備校）の課題や取組の重点を考慮して道内先進校からパートナー校を決定。協働して小中一貫の導入・円滑な実施に向けた取組を推進する。導入に向けた諸課題の解決や導入後の実践・検証などを支援する全道研修会を年に１回開催するほか、テーマ設定型の交流や道内外の先進地域・先進校による講演を行う「がくえんねっとプラス」を数回開催。さらに必要な情報をいつでも収集できる場をクラウド上に設け日常的な情報の共有体制を整備する。

　５年度指定地域・指定校はつぎのとおり。

▼空知

▽砂川市＝砂川小、砂川中

▽秩父別町＝秩父別小、秩父別中

▼石狩

▽石狩市＝浜益小、浜益中

▼後志

▽岩内町＝岩内東小、岩内西小、岩内第一中、岩内第二中

▽仁木町（仁木地区）＝仁木小、仁木中

▽仁木町（銀山地区）＝銀山小、銀山中

▼胆振

▽室蘭市＝白蘭小、本室蘭中

▽安平町＝早来学園（前期・後期課程）

▼上川

▽名寄市＝智恵文小、智恵文中

▽中富良野町＝中富良野小、宇文小、中富良野中

▼宗谷

▽利尻富士町（鴛泊地区）＝鴛泊小、鴛泊中

▽利尻富士町（鬼脇地区）＝利尻小、鬼脇中

▼オホーツク

▽湧別町＝ゆうべつ学園（前期・後期課程）

▼十勝

▽清水町（清水地区）＝清水小、清水中

▽清水町（御影地区）＝御影小、御影中

▽池田町＝池田小、池田中

(道・道教委 2023-04-19付)