不登校の学習支援へ道教委 ICT活用事例を公開 オンライン授業など29事例(道・道教委 2023-04-20付)
道教委は教職員研修資料「ICTを活用した不登校の児童生徒への“学びを止めない”“心を近づける”学習支援実践事例」を作成し、ホームページに公開した。オンライン会議システムを活用した授業配信など小中高29の実践事例を取り上げ、支援の流れや運用例、効果的に取組を進めるポイントを示した。
3年度の本道の不登校児童生徒数は1000人当たり小学校13・9人、中学校60・4人、高校9・6人で増加・長期化傾向にある。資料はICTを活用して児童生徒の学習機会を確保し、学習意欲の維持・向上を図るため、教職員用の研修資料として作成したもの。
支援の対象を「不登校傾向にある児童生徒」「不登校になり始めた児童生徒」「長期間不登校となっている児童生徒」に分類し、小学校の10事例、中学校の13事例、高校の6事例を掲載した。
オンライン会議システムによる授業配信や教育相談、学校の別室からの授業参加、教育支援センターと連携した支援など様々な実践を取り上げている。
クラスメートと交流できるようオンライン授業以外もオンライン会議システムを接続したり、ICTを活用して学習状況を随時確認したりするなど、効果的に取組を進めるポイントも記載した。
このほかICTを活用した自宅での学習活動を指導要録上、出席扱いとする要件や参考通知を示している。
(道・道教委 2023-04-20付)
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