伊達開来高と室蘭工大　高大連携協定を締結　ゼロカーボンへ取組推進

（学校 2023-05-08付）

協定書を手にする藤村校長（左）と空閑学長

　【室蘭発】伊達開来高校（藤村学校長）は４月２５日、室蘭工業大学（空閑良壽学長）と高大連携に関する協定を結んだ。同大で行われた締結式では、藤村校長と空閑学長が協定書に署名。同大教授による出前講座やフィールドワークを通じてカーボンニュートラル（ＣＮ）の実現に向けた人材育成を進める。

　同大で行われた締結式には、藤村校長、空閑学長をはじめ、胆振総合振興局の谷内浩史局長、伊達市教委の影山吉則教育長が出席した。

　同校は、４年度から文部科学省の事業である創造的教育実践プログラムの指定校に選定されている。これまでに地域企業や団体などと連携した講座や体験活動などを展開している。

　同大ではこれまでにも「伊達コンソーシアム」の参加を通じて事業を支援してきた。

　今回、ＣＮの取組に寄与することを目的に「ゼロカーボンいぶり」と連携した出前講座やフィールドワークを実現するため協定を締結した。

　締結式では、藤村校長が「大学の先進的な研究内容を生徒が学習できるのは、本校の教育活動の質を高めるとともに、高大接続による先進的な事例となる」と期待を込めた。

　空閑学長は「事業を通じて理工系分野に興味や関心を高める生徒が増えれば」と話した。

(学校 2023-05-08付)