全国高校総体の式典演技　創意工夫持ち寄り練習に汗

（学校 2023-05-15付）

高校生２００人が練習に励んだ

　５年度全国高校総合体育大会（インターハイ）の総合開会式における式典演技の練習が１０日、札幌市内の北海きたえーるで行われた。札幌国際情報高校（ダンプレ）、札幌西高校（ダンス）、大麻高校（チアリーディング）の３校が合同演技に挑戦。高校生たちが自らアイデアを持ち寄り会場を盛り上げる演出に工夫を凝らし、本番成功に向け意欲的に練習に励んだ。

　５年度インターハイ総合開会式は７月２２日に北海きたえーるで挙行する予定。大会開幕の宣言や選手の入場行進を行い、高校生たちのダンプレ、ダンス、チアリーディング、演劇、吹奏楽、合唱によるパフォーマンスを行う。

　１０日の練習には３校の生徒２００人が参加。フィナーレでは各校の生徒たちが入り交じり一つの輪になって踊る演技に挑戦し、真剣な様子で練習に取り組んだ。より大会を盛り上げる演出の工夫についても意見交換し、各学校の特徴や多様性を生かす方法を話し合った。

　ステージマネージャーを務める札幌国際情報高２年生の髙橋ゆずさんは「高校生たちのエネルギーの大きさに圧倒される。みんなが力を合わせることで大会を盛り上げる“化学反応”を起こすことができたら」と意欲たっぷり。

　バスの手配やスケジュール管理など裏方としてみんなを支える３年生の澁谷勇紀さんは「全国に挑むアスリートを応援したいとの気持ちをあらためて強く感じた。北海道の素晴らしさやダンプレの魅力を全国の人たちに届けたい」と意気込みを語る。

　次回の合同練習は６月２０、２１日に開催し、音楽の合同練習を開始する。７月３日に式典アナウンサーやプラカーダーを交えた全体練習を実施。２０日に本番同様のリハーサルランスルーを行い、翌々日の本番に備える。

(学校 2023-05-15付)