帯農高　５月２日に花苗販売会　きれいな花　届けたい　ラベンダーなど１３種１万点

（学校 2023-04-26付）

育てた花々を手に笑顔を見せる園芸クラブの生徒たち

　【帯広発】帯広農業高校（佐藤裕二校長）の生徒たちは、５月２日に同校温室で開く花苗販売会に向けて準備を進めている。バーベナやラベンダーなど１３種の花苗１万点を用意し、来客者の手に届く当日を心待ちにしている。

　販売会は、消費者と接することで生産者としての責任とコミュニケーション能力を育成するために例年実施。今回は、約３０００個の球根ベゴニアをはじめ、サルビアやマリーゴールドなど１３種の花苗を計１万点用意している。

　花苗の育成には園芸クラブの生徒が携わった。また、本年度のクラブ紹介から興味を持って入部した食品科学科１年生５人も参加するなど、学科の垣根を越えて園芸の魅力が広まっている。３年生の岡部元太さんは「どの花もきれいに咲いたので、ぜひ買ってほしい」と話している。

　当日、農業科学科の全学年が受付や会計、運搬などに携わる。１年生は初の販売会。園芸クラブ顧問の田村和之教諭は「土の配合を変えるなど、栽培方法を改善した成果が出ている」「生徒たちがいろんな経験を重ね、花の魅力がさらに広まれば」と期待を寄せる。

(学校 2023-04-26付)