市の特色など理解深め　札幌市教委　現職採用等教員研修

（札幌市 2023-05-16付）

現職採用等教員研修会

　札幌市教委は４月中旬、市内のちえりあで５年度現職採用等教員研修会を開催した。他自治体での教員経験などを経て、本年度札幌市で採用された４３人が受講。講義や協議などを通して、札幌市の教育の特色などについて学んだ。

　開会に当たりあいさつに立った児玉麻知子教職員育成担当課長は「できること、できそうなこと、やってみたいことの３つについて、目標や目的、取組のイメージを持つこと」「いつも学び続ける教員であること」の２点について心がけるよう呼びかけるとともに「先生自身に“札幌っていいな”と感じてもらいながら、市の教育の新たな力になってほしい」と期待した。

　ガイダンスでは、参加者同士で札幌市の教員としての抱負や取り組んでみたいことなどを交流。講師を担当した教職員育成担当課の阿久津誠研修担当係長は「研修を通して、札幌市の教育環境や施策、市職員としての自覚をあらためて認識してほしい」と呼びかけた。

　続いて、教育課程担当課の寺田晋哉企画担当係長が札幌市学校教育の重点について講義。

　市の教育が目指す人間像「自立した札幌人」や重点の基盤「人間尊重の教育」などの理念のほか、市の学校教育の特徴、３つの包括的重点の内容などについて解説した。

　このあと、教員としての心構えに関する講義、今後の教育推進に関する協議を行った。

(札幌市 2023-05-16付)