雪かきチョボラ等学校賞表彰式　ことしの冬も頑張るぞ　札幌市教委　４校たたえ

（札幌市 2023-05-22付）

　札幌市教委は４月下旬、４年度雪かきチョボラ・雪遊びチャレンジで学校賞を受賞した４校への表彰式を執り行った。２４日、南の沢小学校（佐々木一好校長）に対する表彰では、児童たちが表彰状と副賞を受け取り「ことしの冬は雪かきをいつも以上に頑張りたい」と意気込んだ。

　雪かきチョボラ・雪遊びチャレンジは、児童生徒が雪に親しみながら体を動かす習慣を身に付けるとともに、公共のために役立つ活動に主体的に取り組むことへの意識付けが目的。自宅やその周辺の集合玄関前、高齢者の住宅、公共性の高い雪かきが必要な場所などで行った。

　本年度は篠路小学校、太平南小学校、南の沢小、簾舞中学校の４校が学校賞を受賞した。

　うち南の沢小は前年度、４年生の社会科および総合的な学習の時間で雪学習を実施。自宅やその周辺、集合玄関前、高齢者住宅などでの雪かき活動に取り組んだ。また、雪かきの大切さをＰＲする動画を制作し、全校児童にチャレンジを呼びかけるなど、積極的な活動が高い評価を受けた。

　この日の表彰式では、市教委教育課程担当課の村井悠介指導主事が同校を訪問。表彰状と道内プロスポーツチームの選手たちのサインが入ったスコップを副賞として手渡した。児童たちは「ことしの冬は雪かきをいつも以上に頑張りたい」と声をそろえた。

　西村友貴さんは、家の前の人がよく通る所で雪かきを実施。「想像以上に大変だったけれど、みんなのうれしい顔が見られた」と喜んだ。山口涼斗さんは庭の前の車を出すまでの道を中心に雪かき。「腕が痛くてつらかったけれど、学校に良い評判ができて良かった」と感想を述べた。

　佐々木校長は「今回の取組はただの雪かきではなく、自助と共助の精神を学ぶことや、地域をより良い街にしようという思いに立ち返ることにつながった」と評価。「年間通して非常に優れた取組だった」と児童たちの頑張りをたたえた。

この記事の他の写真

(札幌市 2023-05-22付)