白糠町　５年度教育行政執行方針　ＡＬＴ英会話クラブ等　語学力向上へ放課後活用し
（市町村 2023-05-23付）

川島教育長

　【釧路発】白糠町教委の川島眞澄教育長は５年度教育行政執行方針において、語学力向上に向けて放課後などの時間を活用したＡＬＴによるミニ英会話クラブを設定するなど各取組を推進していくこととした。

　このほか、教職員の指導力向上にを目的として町教育研究所による研究発表会や校内研修などの充実を図り、実践的指導力や教師の専門性向上に努める。

　執行方針の概要はつぎのとおり。

▼学校教育の充実

▽実社会で生きる実践的な力の育成

　小中一貫教育の特性を生かし子どもを主語にした「個別最適な学び」と「協働的な学び」の実現を図る教育活動の推進および「主体的・対話的で深い学び」の実現が図られた授業改善に努めていく。また、ＩＣＴを効果的に活用するとともに、放課後学習サポート事業や長期休業期間中の補充的な充実に努め、学習習慣・基礎学力の定着を図る。このため、新たな学びに資する質の高い教師集団の形成に向けた校内研修等を推進していく。

　語学力の向上については、ＡＬＴ（外国語指導助手）の効果的な活用による放課後などの時間を活用したミニ英会話クラブ（ＥＣクラブ）の設定などに取り組むとともに、他地域の私立学校との交流や海外研修等によって外国語を用いてコミュニケーションを図る場と機会の拡充に努める。

　キャリア教育の充実については、「白糠町版キャリアパスポート」の有効利用や地域企業や地域人材等を利活用した教育活動の改善・充実を図る。

▽豊かな心と健やかな体の育成

　家庭と連携した生活リズムのチェックや情報端末機器の使用法を検討するなど望ましい生活習慣の確立に努める。

▽信頼される学校づくりの推進

　全ての学校において実践しているコミュニティ・スクールの取組を深化させ、引き続き「地域でどのような子どもたちを育てるのか」という目標やビジョンを共有し、地域住民が教育活動に参画できる体制づくりに努める。

　教師の力量向上については、町教育研究所による研究発表会や校内研修等の充実を図り、実践的指導力や教師の専門性向上を図る。また、教職員が子どもたちに向き合うことのできる時間の確保に努め、生き生きと働くことのできる環境を整えていく。

　白糠高校への支援については、高校３年間において環境保全の意義や大切さについてしっかりと学び、地域の未来を支える人材を多く輩出するために全国からの生徒募集・環境教育の導入など各取組を推進する。

▼社会教育の充実

▽社会教育の充実

　読書機会の充実については、読書おもいで帳を町内全児童生徒に配布するなどその利用促進を図るとともに、ふるさとブックスタートの拡充として３歳児に名前入り絵本をプレゼントし、子どもたちの豊かな感性を育む読書活動の啓発を推進する。

▽スポーツ活動の振興