道教委　ＣＢＴシステム等説明会　ｅポータルの機能紹介　学習・生活データ活用法例示

（道・道教委 2023-06-08付）

ＣＢＴ学習ｅポータル説明会

　道教委は６日、文部科学省ＣＢＴシステム（メクビット）・学習ｅポータル説明会を開催した。学習ｅポータルを提供する９事業者がそれぞれのシステムの基本機能や特徴的なコンテンツを紹介。日々の学習時間や児童生徒の心身の変化を把握、可視化するダッシュボードなど教育データを活用した機能を伝えた。

　メクビットは国・自治体など公的機関等の問題約３万問を搭載しており、選択式・短答式の問題の自動採点機能や教員による問題作成機能を有する。本年度の全国学力、学習状況調査における中学校英語「話すこと」調査のオンライン実施によって導入が加速化し、公立小学校の７割以上、中学校の全学校で登録が完了した。

　学習ｅポータルはデジタル教科書など多様な学習リソースと接続する窓口や連携のハブ機能、メクビットとの接続機能がある。

　説明会には道内市町村教委・学校関係者約３００人がオンラインで参加した。

　道教委の髙橋宏明学力向上推進課長は、学習ｅポータルの各種機能やコンテンツの最新情報をもとに今後の導入や活用の参考とするよう期待した。

　道教委がメクビットの機能を解説。授業やテスト、家庭学習など活用の具体例を示し、問題調査の充実・多様化や児童生徒の能力伸長の分析、業務負担・実施経費の軽減にも資することから活用を呼びかけた。

　９事業者が学習ｅポータルの機能を解説。日々の体調や気持ちの変化を記録することで、課題のありそうな児童生徒の早期発見・対応を可能とするダッシュボードの実装や、学習データの蓄積・分析、保護者連絡のデジタル化や外国籍の保護者に対応する多言語翻訳システムなどの機能を紹介した。

(道・道教委 2023-06-08付)