道教委　４年度草の根教育実習　小規模校体験　大きな糧に　９割超が教職志望意識向上

（道・道教委 2023-06-06付）

　道教委は草の根教育実習の４年度実施状況をまとめた。１４大学の学生１５４人がへき地・小規模校の教育実習を体験。参加者の９５％以上が「有意義だった」「教職への志望意識が高まった」と感じていることが分かった。

　草の根教育実習は、教職を目指す学生がへき地・小規模校における教育実習やへき地校体験実習などを体験することで教職のやりがいや地域の魅力の再発見など本道の教員養成基盤の醸成を促し、地域における関係人口づくりにつなげることを目的としている。

　事業開始は２年度から。道教委が希望する大学生と協力する小・中学校のマッチングを図っている。実施時期は８～１２月の３～５日間。参加者は実習に関する動画を視聴したのち、チーム・ティーチングや教科指導などの授業体験や児童生徒との交流、現職の教員との交流や地域との連携・交流活動などに参加する。

　参加者は徐々に増加し、４年度は３大学増の１４大学、参加人数は３３人増の１５４人、実習受け入れ校は２１校増の１０１校となった。

　少人数学級や複式学級における実習を経て教職への志望意識が高まるなど成果が見られ「小規模校で働いてみたいという気持ちが強くなった」「実習中も親身になってサポートしてもらい、学びのある充実した実習となった」などの感想が寄せられている。

(道・道教委 2023-06-06付)