41実践校、46協力校に縄文遺跡群など5テーマで 道教委(道・道教委 2023-06-05付)
道教委は、道ふるさと教育・観光教育等推進事業の5年度実践校・協力校を決定した。岩見沢市立東小学校など実践校41校と協力校46校の計87校を指定。本年度は従来の学習テーマ「アイヌの人たちの歴史・文化等」「北方領土」「観光」に「縄文遺跡群」「北海道の文化遺跡等」を新たに加え、いずれかの学習テーマで郷土愛や誇りを育む教育活動を展開する。
同事業は、道徳科、総合的な学習の時間、特別活動などでアイヌの人たちの歴史・文化や北方領土の学習を取り上げたり、北海道の自然や文化、観光産業等の教育資源を活用したりすることで、ふるさと教育および観光教育の充実を図るもの。
ふるさと教育や観光教育に関して取組を進める各管内の小学校、中学校および義務教育学校から、これまで「アイヌの人たちの歴史・文化等」「北方領土」「観光」の3テーマで郷土愛や誇りを育む教育活動を展開。本年度は、新たに「縄文遺跡群」「北海道の文化遺跡等」を加え、異なる学習テーマでそれぞれ2~4校を指定した。
実践校は①「北海道ふるさと教育指導プログラム」を活用し、地域の人材、施設、関係機関等の教育資源を活用した教育活動と事例提供②北海道の自然や文化、観光産業等の教育資源を活用した実践、道教委がまとめている観光教育の実践例や体験施設先を活用した教育活動③ふるさと教育・観光教育に関する学習成果物の展示・授業公開・人材の活用④管内協力校等を対象とした実践発表・情報交流⑤社会性を育む教育に関する事例提供⑥世界遺産・日本遺産・北海道遺産に関する事例提供―などに取り組む。
本年度の実践校は小学校31校、中学校8校、義務教育学校2校の計41校、協力校は小学校24校、中学校19校、義務教育学校3校の計46校。
学習テーマ別にみると「アイヌの人たちの歴史・文化等」では、岩見沢市立東小など実践校10校と協力校13校の計23校、「北方領土」では、奈井江町立奈井江小学校など実践校10校、協力校9校の計19校、「観光」では、芦別市立上芦別小学校など実践校12校、協力校8校の計20校を指定。
新たな学習テーマ「縄文遺跡群」は、砂川市立砂川小学校など実践校7校、協力校7校の計14校、「北海道の文化遺跡等」は、遠軽町立白滝小学校と別海町立野付小学校の2校を実践校に、協力校には9校を指定した。
今後、実践事例交流会を開催し演習や協議などを行い、指導計画や指導内容の改善、事業成果の効果的な活用を図っていく。
義務教育課ホームページで4年度の実践事例を紹介している。
(道・道教委 2023-06-05付)
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