道保健福祉部　国の施策予算要望　財政措置、人材確保等　０～２歳児無償化対象に

（道・道教委 2023-06-09付）

　道保健福祉部所管の国の施策および予算に関する提案・要望がまとまった。子ども・子育て政策の抜本的な強化・拡充に関する事項として、子ども・子育て政策への財政措置の充実、子ども・子育て支援新制度の実施のための財源や人材の確保、子育てに関する費用など経済的負担の軽減を要請。幼児教育・保育の無償化については、０歳から２歳児についても３歳以上児と同様に無償化の対象とするよう訴えた。

　６日の道議会保健福祉委員会、子ども政策調査特別委員会で説明したもの。

　子どもの政策関連は①子ども・子育て政策の抜本的な強化・拡充（重点要望）②子育て支援に係る施策の充実・推進（一般要望）―の２点。

　①では、国主導で子ども・子育て政策の強化を進めていくに当たって、地方公共団体がどこでも安心して子どもの政策に取り組めるよう、国において十分な財政を確保するよう要請。

　また、保育士等の確保に向けた処遇改善などの取組のほか、公定価格を保育所等の運営実態や地域の実情に即して設定するよう求めた。

　幼児教育・保育の無償化については、必要な地方財源を今後も確実に確保するとともに、０歳から２歳児についても３歳以上児と同様に無償化の対象とするよう訴えた。

　②では、子育て支援等に係る施策の充実や、子どもの安全・安心の確保、子どもの貧困対策の推進などを要請。ヤングケアラーについては、適切な支援につなげていくため、社会的認知度を向上させるとともに、地域の実情に応じた支援体制を整備・強化することができるよう支援を充実させることを求めた。

(道・道教委 2023-06-09付)