きょうから２定札幌市議会代表質問　子育て支援策　学校給食費など　教材無償化、高校端末購入費も

（札幌市 2023-06-19付）

　札幌市議会第２回定例会の代表質問が、きょう１９日から始まる。子ども医療費や学校給食費など秋元克広市長が公約に掲げる子育て支援策、学校教材費の無償化、市立高校における１人１台端末の購入費などに関する質疑が行われる。

　きょう１９日は中川賢一議員（自由民主党）、林清治議員（民主市民連合）、２０日は前川隆史議員（公明党）、池田由美議員（日本共産党）、脇元繁之議員（維新・大地）が質問に立つ。

　中川議員は、子どもの医療費助成制度の対象拡大について質問する予定。現行制度では所得制限を設けた上で、０歳から小学６年生までの通院費と入院費を全額、中学生は入院費のみ助成している。このため、対象年齢の拡大や所得制限の撤廃に向けての市の考えをただす。また、子どもを産み育てたくなるまちづくりについて、どのような取組を進めていくかを問う。

　前川議員は、誰一人取り残されない教育の実現について質問する。子どもの学びを保障する教育環境の確保に向けた取組について答弁を求める予定。

　池田議員は、子ども医療費や保育料の無償化、学校給食費の公費負担拡大など、市長が公約に掲げる子ども・子育て支援について今後の方針をただす。また、リコーダーや絵の具セットなどの学校教材費が保護者の負担になっている課題を踏まえ、無償化の考えを問う。

　脇元議員は、市長公約における子ども・子育て支援について市長に所見・決意を問う。このほか、ＧＩＧＡスクール構想に伴い導入している１人１台端末について、市立高校では原則ＢＹＯＤ形式で購入費を保護者が負担しているため、小・中学校と同様に市からの貸与という方式にできないか考えを質問する。

(札幌市 2023-06-19付)