札幌市立高 ６年度入選学校裁量　旭丘、清田で傾斜配点　推薦入試 全７校１２学科で

（札幌市 2023-06-19付）

学校裁量についての実施予定一覧表（クリックすると拡大表示されます）

　札幌市教委は１６日、市立高校の６年度入学者選抜における学校裁量事項の概要を発表した。一般入学者選抜における学力検査では、市立札幌旭丘数理データサイエンス科が数学・理科・英語、市立札幌清田普通科グローバルコースが英語で傾斜配点を採用。推薦入学者選抜は、前年度に引き続き７校１２学科全てで実施する。

　一般入学者選抜における学力検査で傾斜配点を採用するのは、前年度に引き続き市立札幌旭丘数理データサイエンス科と市立札幌清田普通科グローバルコースの２校２学科。旭丘数理データサイエンスでは数学・理科の配点を２倍、英語を１・５倍に、清田普通グローバルでは英語の配点を２倍としている。

　複数尺度による選抜で重視する項目は、前年度から学力・評定の割合に変更はなかった。

　定時制の市立札幌大通では、学力検査は実施するが複数尺度による選抜は実施しない方針。

　推薦入学者選抜は、前年度から市立札幌平岸普通科普通コースで１０％の入学枠を設けたことによって、７校１２学科全てで実施している。

　各校の面接以外の実施項目をみると、市立札幌旭丘では普通科、数理データサイエンス科共に英語の聞き取りテストと適性検査を実施する。

　市立札幌藻岩普通科は、作文を実施。市立札幌平岸は、普通科普通コースで作文、普通科デザインアートコースで実技を行う。

　市立札幌清田は、普通科普通コースと普通科グローバルコース共に英語の聞き取りテストを行うほか、普通科グローバルコースで英語による問答を加えている。

　市立札幌大通では、午前部３０人程度、午後部３０人程度、夜間部５０人程度の入学枠を設定し、作文の提出による自己推薦入試を行う。

(札幌市 2023-06-19付)