2定札幌市議会代表質問(20日)(札幌市 2023-06-22付)
◆端末で子の変化見える化を検討 不登校の未然防止
檜田英樹教育長は、不登校の未然防止策として、1人1台端末を活用し、子どもの心や体の日々の変化を見える化する取組の検討を進めていることを明らかにした。
昨今の不登校問題について「子どもの困りが複雑化・多様化しており、より丁寧に向き合っていくことが重要」との認識を示した。その上で、問題が表面化する前に教員が子どものサインを捉え、学校全体で必要な見守りや支援ができる仕組みが必要と説明した。
「個に応じた支援のさらなる充実を図り、誰一人取り残されない教育を確実に進める」と述べた。
前川隆史議員(公明党)の質問に対する答弁。
◆今後必要に応じ関係部局と協議 学校給食費の公費負担拡大
檜田教育長は、秋元克広市長が市長選で公約した学校給食費の公費負担拡大について「今後、必要に応じて関係部局と協議する」と説明した。
市は、施設設備費や運営費などを公費負担、食材費1人当たり年間約5万3000~6万3000円を保護者負担としている。
また、秋元市長は公費負担拡大を含む子育て支援策について、本年度中に策定する中期実施計画に盛り込むと答弁した。
池田由美議員(日本共産党)、脇元繁之議員(維新・大地)の質問に対する答弁。
◆他政令市と連携し国に財政措置要望 市立高の端末貸与
檜田教育長は、市立高校におけるタブレット端末の貸与について、十分な財政措置を講じるよう、他の政令市と連携して国に要望する考えを示した。
小・中学校では全児童生徒分のタブレット端末が国の財政支援配置されているが、高校では原則個人での私費負担となっている。
「義務教育段階と同様に、継続的で十分な財政措置を講じるよう要望する」と述べた。
脇元議員の質問に対する答弁。
◆教育関係者含む新たな協議体を ヒグマ対策
秋元市長は市のヒグマ対策について議論するために、教育関係者を含む新たな協議体を立ち上げると明らかにした。
専門家や農林業の関係者のほか、教育関係者らで組織することを説明。侵入抑制策をはじめ、市の対策の取組内容を評価し、適宜見直しを図るとした。
前川議員の質問に対する答弁。
(札幌市 2023-06-22付)
その他の記事( 札幌市)
札幌市教委 5年度専門研修・下
オンデマンドライブラリー 【現代的な諸課題】 ▼乳幼児期の母子保健・家庭支援 ▽目的=保健センターの役割を理解し、乳幼児を持つ保護者の育児不安や虐待予防の在り方等を学ぶ ▽配信開始日...(2023-06-22) 全て読む
札幌市 児童会館の環境改善 全館にワイファイ環境 移動式エアコンやAEDも
札幌市子ども未来局は、児童会館の環境改善に向けて全ての児童会館・ミニ児童会館にワイファイを整備する方針だ。1人1台端末を使って宿題などに取り組める環境を整える考え。併せて、ミニ児童会館への...(2023-06-22) 全て読む
花壇整備 沿道に彩り 札幌清田中の特別支援学級
札幌市立清田中学校(高橋利幸校長)は5日、特別支援学級の作業学習の一環として、学校周辺の花壇整備に取り組んだ。生徒15人と共に、保護者や地域住民、民生委員らが参加。札幌国際大学のスタッフに...(2023-06-22) 全て読む
札幌平岸高台小で防犯教室 一人にならないこと 身を守るための方法学ぶ
札幌市立平岸高台小学校(野村淳一校長)で5日、豊平区ネットワーク会議が主催する防犯教室が開かれた。安全インストラクターでうさぎママのパトロール教室を主宰する武田信彦氏らが講師を担当。1~3...(2023-06-22) 全て読む
札幌市 冬の運動不足解消へ 子どもイベント初開催 夏季競技や複数種目を体験
札幌市スポーツ局は本年度、冬期間の運動不足解消を目的に子ども向けのスポーツイベントを初めて開く。 冬期間は屋外での活動が制限され、運動量が少なくなりがちなことから、体を動かす機会を設け...(2023-06-22) 全て読む
札幌市教委 5年度専門研修・上 全74講座を展開 オンデマンド研修66講座
札幌市教委は、5年度専門研修の概要をまとめた。学習指導、現代的な諸課題など5つのカテゴリーで全74講座を展開する。オンデマンド研修については、申し込み不要でいつでも受講できる「オンデマンド...(2023-06-21) 全て読む
22日から意見募集開始 札幌市 まちづくり戦略ビジョン
札幌市は、第2次市まちづくり戦略ビジョン(戦略編)案に対するパブリックコメントをあす22日から募集する。7月21日まで受け付ける。 応募方法は、素案に添付されている意見用紙に必要事項を...(2023-06-21) 全て読む
札幌市 地域とともにある学校づくり CS導入へ新たな取組 北辰中校区など13校区指定
札幌市教委は、新規事業として地域とともにある学校づくりの推進事業を実施する。4年度まで市研究開発事業として取り組んできた成果と課題を踏まえ、コミュニティ・スクール(CS)の導入に向けたより...(2023-06-21) 全て読む
2定札幌市議会代表質問(19日)
◆総合的な窓口設置 学校などと連携し慢性疾患の子支援 町田隆敏副市長は、慢性疾患の子どもたちへの支援として、総合的な窓口を設置する考えを示した。その上で「不安に寄り添い、支援を充実させる...(2023-06-21) 全て読む
札幌市幼保小連携推進協全市研修会 スタートカリキュラム 学校教育の今後 東海大・寳來准教授が講演
札幌市幼児教育センターは5月下旬、5年度幼保小連携推進協議会全市研修会をオンライン開催した。東海大学の寳來生志子准教授が講演し「スタートカリキュラムの考え方は“学校教育の今後変わっていく姿...(2023-06-20) 全て読む