「北海道教育の日」道民運動推進協 10月31日に記念行事 5年度総会 柴田会長再任(関係団体 2023-06-27付)
「北海道教育の日」道民運動推進協議会は21日、ホテルライフォート札幌で5年度総会を開いた。「北海道教育の日」第16回制定記念行事を10月31日に開催することなどを盛り込んだ本年度事業計画を決定。役員については、柴田達夫会長の再任などを決めた。
「北海道教育の日」は、全ての道民が教育に関する理解と関心を高め、家庭・学校・地域がそれぞれの役割を担い「“北海道の子どもたちは、道民の手で育んでいく”という思いを持って語り合い、行動する契機となる日」として、平成18年に制定されたもの。この間、学校や教育に関わる関係団体、地域等において、道民が教育に関する意識を高めるために様々な取組を展開。前年度は約1万3000件を超える協賛事業が実施され、これまでの17年間で2万件を超える取組が行われた。
総会の開会に当たり、柴田会長があいさつ。36年ぶりに北海道で開催される全国高校総体(インターハイ)に触れ「部活動を通じて一生懸命練習を積み重ねてきた選手たちには思う存分力を発揮してほしい」と期待。また、中学校における休日部活動の地域移行について「子どもたちがスポーツや文化芸術に親しむ機会を失うことがないよう一緒になって考えていきたい」との考えを示した。
引き続き、道教委の西口昌司教育指導監が来賓あいさつ。「子どもたちが未来において様々な困難を乗り越え、豊かな人生を切り開いていくためには、自らの良さと可能性に気付くことで地域の多様な人々と連携・協働しながら持続可能な社会の創り手として、自信を持って成長していくことが必要」と指摘。その上で、道教委が実施する様々な施策を紹介し、学校・家庭・地域・行政による連携をこれまで以上に深めていく重要性を示した。
議事に移り、5年度事業計画等を承認。5年度の重点には①各地域における「北海道教育の日」制定に向けた取組の拡大②「北海道教育の日」への関心をより高めるため、啓発活動の取組の強化③構成団体・協賛団体の拡充④行政との連携や活動資金の確保―の4点を据えた。
事業計画では、10月31日にホテルライフォート札幌で「北海道教育の日」第16回制定記念行事を実施。前年度テーマ「あなたはだれかのために何ができますか?~子どもたちに“共に歩もうとする力”を」を本年度も継続し、前年度同様ハイブリッド形式で開催する。
啓発・普及活動のためのリーフレットは、道教委の協力を得て、印刷物・PDFの両方を配布。「北海道教育の日」実践資料第17集は6年2月に1100部を発刊する。
本年度役員については、柴田会長らを再任。また道退職校長会の千田薫会長を新副会長に、札幌青年会議所の井口優理事長を新監事に選出した。
総会後は、道教委部活動改革推進課の田口範人課長が中学校の部活動地域移行について講話。部活動の現状・課題や国の部活動改革の方向性について解説したほか、北海道部活動の地域移行に関する推進計画の概要や部活動の地域移行に係る道民意識調査、アンケート調査結果、道内外の事例などを紹介した。
本年度の主な役員はつぎのとおり。=敬称略=▽会長=柴田達夫(元道教委教育長)
▽副会長=濱田美樹(道教育振興会会長)、前川洋(日本教育会道支部支部長)、千田薫(道退職校長会会長)―新
▽監事=井口優(札幌青年会議所理事長)―新、山下尊子(道公立小・中・特別支援学校女性管理職会会長)
(関係団体 2023-06-27付)
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