第134回定期大会大会宣言
(関係団体 2023-07-03付)

 北教組第134回定期大会の大会宣言はつぎのとおり。

 北教組は、組織の統一と団結を一層強化し、運動を継承・発展させるため、2021・22年度のたたかいの総括を行うとともに、23・24年度の方針を決定した。

 自主編成運動については、「学習指導要領」に対峙し、「子どもの権利条約」の理念を反映した「18の提言」「主権者への学び」に基づく議論を各級段階で定着させる。そのため、「自主教研推進委員会」をもとに「学校改革委員会」「教育研究部会」と支部が連携し、教研活動を中心とした自主編成運動を一層強化する。

 超勤・多忙化解消については、全ての職場において交渉権を確立するとともに、諸権利を定着させる。管理職に時間外在校等時間を正確に把握させ、実効ある業務削減を求めるとともに、「要領」「特例」を活用し実質的な回復を完全措置させる。

 また、日教組・連合・識者などと連携し、実効ある業務削減や「“給特法”の廃止・抜本的見直し」を求める取組を進める。当面、「給特法」についてより一層学習を深め、組合員一人ひとりの思いを結集する取組を強化するとともに、国会対策を強めるため「北海道教育問題懇談会」を開催するなど、院内外の取組を強化する。

 組織強化・拡大については、全組合員が自信を持って、自らの言葉で、北教組が果たす社会的役割の重要性を、「小交流会」をはじめとした各種集会の中で未加入者に訴え、加入に結び付け運動を広げる。そのため、全ての組合員が最重要課題として「組織拡大総行動」に取り組む。とりわけ、重点対象者である青年層の確実な早期加入と定年引上げによる高齢期教職員の加入継続を強化する。

 以上の重点方針を実現させるために、北教組全組合員一人ひとりの主体的な活動による北教組運動の強化が必要であることを確認した。

 今こそ「教え子を再び戦場に送らない」の決意のもと、全ての労働者・保護者・住民と連帯して子どもたちの豊かな教育の実現に向け、「抵抗と創造」の運動を一層強化しなければならない。

 私たちは、本定期大会で決定した方針に基づき、組織の総力を挙げてたたかうことをここに宣言する。

(関係団体 2023-07-03付)

その他の記事( 関係団体)

道教大夕陽会が総会開く 創造し行動する会に 役員改選で風間会長再任

夕陽会総会   【函館発】道教育大学夕陽会は1日、函館国際ホテルで総会を開いた。本年度の運営方針や推進事項を確認し「創造し行動する夕陽会」をスローガンに、会員に活力と潤いをもたらす運営の充実と活動の活性...

(2023-07-07)  全て読む

校長会長インタビュー第1回 空知校長会会長 「ありがとう」で「笑顔」を

空知校長会松本伸彦 ―会長就任に当たっての抱負  空知校長会の存在意義は、管内各学校の教育活動と学校運営の向上に基づく空知の教育振興である。そのため、私たち校長の学校経営の実践力向上に資する活動を展開すること...

(2023-07-07)  全て読む

肢体不自由部門 釧路に設置求める 道特長等 6年度文教施策要望

 道特別支援学校長会(須見千慶会長)、道特別支援学校副校長・教頭会(鴻江康人会長)、道公立学校事務長会(岩間淳会長)が道教委に提出した「6年度北海道文教施策に関する要望書」の要望事項はつぎの...

(2023-07-04)  全て読む

勤務時間内業務終了 全組合員で運動 北教組第134回定期大会

北教組定期大会(シュプレヒコール)  北教組(木下真一中央執行委員長)は6月27日、札幌市内の道教育会館で第134回定期大会を開いた。あいさつに立った木下委員長は、現行の給特法制下で「学校の働き方改革の成果・効果が見えない」と...

(2023-07-03)  全て読む

働き方改革実現へ団結を 木下中央執行委員長あいさつ

北教組木下委員長  北教組第134回定期大会における木下真一中央執行委員長のあいさつ概要はつぎのとおり。  第134回定期大会の開催に当たって、北教組本部を代表してあいさつ申し上げる。  まず、感染症の影...

(2023-07-03)  全て読む

学びフォーカス実現へ 旭川市中学校長会が研修会

旭川市中学校長会研修会  【旭川発】旭川市中学校長会は6月上旬、市内の上川教育研修センターで定例研修会を開いた。上川教育局の望月俊綱教育支援課長が「学びを伸ばす・守る・支えるために~上川学びフォーカスの実現に向けて...

(2023-07-03)  全て読む

インタビュー 4種校長会長に聞く④北海道特別支援学校長会会長 地域と共にある学校づくり推進 特支の専門性向上に尽力

道特長・須見千慶会長 ―会長としての抱負  道特別支援学校長会は昭和38年に創立され、令和5年度は創立60周年を迎える節目の年となった。この間、特別支援学校に関する教育課題に正対し研究協議を進めるとともに、地域...

(2023-06-30)  全て読む

インタビュー 4種校長会長に聞く③ 4つのS念頭に人材育成など 協働とバランス意識し

インタビュー③道高協宮澤一氏 ―会長としての抱負  道高校長協会の代表として会長職を担うことは身に余る光栄だが、重責であることに身が引き締まる気持ちである。  公立、私立を含めて277校ある高校にはそれぞれ課題があり...

(2023-06-29)  全て読む

道特長など3団体が文教施策要望 学部主事手当 制度化を 生徒指導協議会立ち上げも

 道特別支援学校長会(須見千慶会長)、道特別支援学校副校長・教頭会(鴻江康人会長)、道公立学校事務長会(岩間淳会長)は20日、道教委に対して「6年度北海道文教施策に関する要望書」を提出した。...

(2023-06-29)  全て読む

9月22、23日開催 道中研究大会小樽大会

 道中学校長会(森田聖吾会長)は、9月22日からの2日間、小樽市民会館を主会場に第64回道中研究大会小樽大会を開催する。基本主題「新たな時代を切り拓き、よりよい社会を創り出していく日本人を育...

(2023-06-28)  全て読む