校長室から―未来育む札幌の学校―　笑顔いっぱいあったか日新　札幌市立日新小学校

（札幌市 2023-07-05付）

三浦恵校長

▼わが校の強み

　教育活動アンケート結果では、保護者・児童共に「進んで体を動かしたり、体を動かす遊びをしたりしている」評価が低めの割合でした。このため、体力向上部の発信で「外へＧＯ！」を合言葉に、運動や遊びに親しむ場づくりと、夏も冬もグラウンドに出て、先生方も一緒に遊ぶことを大切にし、運動や遊びを楽しむ姿の定着に結び付けました。汗だくになって鬼ごっこをしている先生と子どもたちの姿は、とてもほほ笑ましくもあり、全教職員がいつも子どもたちの心に寄り添うとともに、時には背中をそっと押すことのできる温かな関係を築いている心強い教職員に支えられているところが、わが校の強みです。

▼児童の成長に向けて

　本年度は「いつでもどこでも自分発　笑顔いっぱい　あったか日新」が重点目標です。児童活動部の異学年交流「ゆう班活動」で、上級生への憧れと下級生への優しさで「他者を思いやる心」を育んでいます。様々な行事や活動の中でプロジェクトチームを立ち上げ、低学年段階から上級生の姿を見て学んだ主体性を基に、活動を進めていく力を付けていることを日々感じ、とてもうれしく思います。

▼教職員への思い

　「先生みたいな人になりたいなぁ」。そんな憧れを持たれる教職員であってほしいと願っています。教えるプロとして常に向上心を持ち、学び続け授業力を磨くこと、また、子どもの声に耳を傾ける優しい人であってほしいと思っています。仕事を楽しいと感じ、自分の時間も大切にできるよう、働き方改革の工夫も続けていきます。

▼校長としての喜び・楽しみ

　「校長先生、あのね…」「校長先生、こんにちは！」と元気いっぱい屈託のない笑顔であいさつをしたり、話しかけたりする子どもたちと出会う時に自分の心が大きく動かされていることを感じます。瞳をキラキラ輝かせて一生懸命何かに取り組んでいる子どもたちと日常のさりげない会話を交わす時間がとても貴重で楽しいひとときです。

　これからも、笑顔の花がいっぱいの学校を教職員一丸となってつくっていきます。

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異学年交流“ゆう班遊び”

(札幌市 2023-07-05付)