次代へとつなぐガーデンづくり　樹木見本園等を整備　ヒマワリ畑迷路へ播種

（学校 2023-07-19付）

更別農高・次代へとつなぐガーデンづくり

　【帯広発】更別農業高校（伊與部明校長）は、敷地内にある樹木見本園の完成から５０年目を迎え、“次代へとつなぐガーデンづくり”プロジェクトを始動した。同窓会や保護者、関係機関等と連携・協働し、樹木見本園や日本庭園等の整備および有効活用を図る。６月下旬にはほ場にヒマワリ畑の迷路を造るため、播種作業を実施した。

　プロジェクトは、同校敷地内の樹木見本園や本校舎前庭、日本庭園、ほ場等を整備して有効活用するもの。キャンパス全体に“次代へとつなぐ”ような発展的かつ持続可能なガーデンを創造し、生徒や同窓生、地域住民の憩いの場を目指す。

　６月下旬、三菱マヒンドラ農機㈱による協力のもと、同校が所有するほ場にヒマワリを播種。開花を迎えると「ひまわりめいろ」の文字の横に、村および同校の頭文字「更」を組み合わせた一筆書きの迷路が出来上がる。

　同校農業クラブ３年生の石坂美也さん、菊池凪紗さんがデザインの作成に携わった。立案に迷った際、２人は伊與部校長に相談し、助言をもとに文字を一筆書きにするデザインを採用。「文字と文字をつなげる部分をよく考えながらデザインした」「平仮名特有の湾曲した部分を一筆で表すことが難しかった」と振り返った。

　農機に同乗し、播種作業の体験を終えると「迷路の完成がより待ち遠しくなった」「地域の人たちにもぜひ来てほしい」と笑顔を見せた。

　８月下旬から９月上旬にかけて、ヒマワリが見頃を迎える。迷路内には見晴らし台や写真撮影スポットなどを設置するほか、スタンプラリーによってミニサイズのヒマワリをプレゼントする企画を進める予定。

(学校 2023-07-19付)