道教大附属旭川小・中が研究大会等　仲間と協働し課題解決　中学校　学びのマネジメント

（学校 2023-07-20付）

道教育大附属旭川中・教育研究大会

　【旭川発】道教育大学附属旭川中学校（川邊淳子校長）は６月中旬、同校で公開研究会を開いた。研究主題「仲間との協働を通して個を磨く生徒の育成～学びのセルフ・マネジメントの工夫」のもと、６授業を公開。生徒たちが自分で課題を設定し、情報収集、整理・分析を行い、仲間と協働しながら課題解決に向けて学習を進める姿を公開した。

　当日は２年Ｂ組の社会、３年Ｂ組の数学、１年Ｃ組の理科、２年Ａ組の理科、２年Ｃ組の保健体育、３年Ａ組の外国語を公開した。

　３年Ｂ組（菅沼純治教諭、生徒数３４人）の数学「２次方程式」は１３時間扱いの１時間目。本時の目標は「既習内容をもとにして問題を解決することを通して、２次方程式の意味や必要性を理解することができる」と設定した。

　菅沼教諭は「サッカーネット中継全５５試合配信の場合、チーム数は全部で何チームか」と問題を提示。直感で予想させた。その上で「何をもとにチーム数を求めると良いか」と発問した。

　個人思考で、これまで学習してきた表や総当たり表、図を用いた式を使った方法で解決できる見通しを持たせ、１次方程式や連立方程式との違いに注目させた。

　菅沼教諭は机間指導で生徒のそれぞれの考えを把握。解１１のほか、別解―１０があることに気付いた生徒を見つけ、発表させることで解が２つある場合があることを示した。

　最後に、これまで学習してきた方程式と２次方程式を比べさせ、印象を問い、単元の学習イメージを持たせた。

(学校 2023-07-20付)