河川環境の大切さ学ぶ　網走西小　水生生物観察会

（学校 2023-07-20付）

網走西小水生生物観察会

　【網走発】網走市立西小学校（寺嶋誠也校長）の３・４年生３５人は１１日、開発局網走開発建設部主催の水生生物観察会に参加した。水生生物を観察することで、河川美化や環境保全の大切さに触れた。

　国土交通省は７月を河川愛護月間と定め、良好な河川環境の維持や美化の大切さへの意識高揚を図っている。網走開建は毎年、河川愛護月間の行事の一環として、西小の３・４年生を対象に、網走川河川敷地の水生生物の観察などを実施している。

　西小の３年生１４人、４年生２１人、教員５人、網走開建から山口敬太郎次長ら約１２人が参加した。

　はじめに、山口次長が網走開建の仕事の内容や河川愛護月間などについて説明。「皆さんには、川をきれいに、大切にする気持ちを持ち続けてほしい」と求めた。また、不用意に川へ近づかないよう呼びかけた。

　続けて北見河川事務所が、川で安全に遊ぶためのルールを説明。近づいてはいけない川の条件や、川に流された際にすべきことを解説し、これから夏休みに入る児童たちに注意喚起した。

　その後、網走川に生息するヌマガレイやモズクガニなどの水生生物を観察。カニに触れた児童たちは「指を挟まれて痛かった」と口をそろえた。

　最後に児童代表が「きょう学んだことを川へ行った時に生かしたい」とお礼の言葉を述べた。

(学校 2023-07-20付)