土木の一端　肌に触れ　津別小で河西建設出前授業

（学校 2023-07-21付）

津別小で河西建設出前授業

　【網走発】津別町立津別小学校（保科浩則校長）で１８日、河西建設（株）の社員が来校し出前授業を行った。１年生が対象で、学校周辺のごみ拾いをしたあと、工事現場で実際に使用する重機に試乗。児童たちは運転席から重機の動きを体感し、土木の一端に触れた。

　北見市内に本社を置く河西建設は現在、町内で道路の補修工事を行っている。津別小が工事現場から近いこともあり、地域貢献活動の一環として出前授業を実施することとなった。ごみ拾いを通して、身の回りの環境に目を向けてもらうとともに、工事用車両に乗車することで土木に関心を持ってもらうことを目的としている。

　この日は、津別小の１年生２５人が参加した。

　はじめに、校地内の美化活動として、校舎の周りを１周しながらごみ拾いを行った。続いて、２班に分かれて活動を展開。室内では、道路工事の様子や手順などについて実際の映像を見ながら学んだ。もう一方の班はグラウンドに出て、工事で実際に使用する重機に体験乗車。用意された小型バックホー１台、小型タイヤローラー１台に一人ずつ乗車し、運転席から重機の動きを体感した。

　同校の滝口錦一教頭は「地域企業の協力で授業が充実し、子どもたちも喜んでいる。きょうのような活動を通して、身の回りの環境に目を向けていくことが大切」と話した。

(学校 2023-07-21付)