附属函館中 プログラミング授業 U―16競技を体験 3年技術 対戦型ゲームに挑戦(学校 2023-07-26付)
道教育大学附属函館中プログラミング学習
【函館発】道教育大学附属函館中学校(中村吉秀校長)は20日、3年生技術科の授業でU―16プログラミングコンテストの競技に触れる学習を行った。旭川市内のプログラミングスクール「ひとまちアカデミー」のアカデミー長、下村幸広さんら3人を講師に招き、生徒が大会で扱う対戦型ゲームに挑戦。プログラミングを作成する楽しさを味わった。
中学校技術科の授業では、電化製品に取り入れられている計測や制御機能など身近な生活に物事を順序立てて考えるプログラミング要素があることを学んでいる。
生徒がプログラミングに興味を持つきっかけにつなげようと、同校は前年度から外部講師や大学生を招いた学習機会を設定。10月に同コンテストの函館大会が開催されることを踏まえ、大会の実行委員を務める下村さんと須田誠さん(㈱アクロホールディングス取締役)ら3人が講師を務めた。
生徒の創造を披露する場として実施するコンテストは、競技部門と作品部門に分けられる。
授業では、競技部門で実施する対戦型ゲームに挑戦した。
下村さんは「ルールを知り、強いプログラムを研究することやバグをなくすことを心がけることが大切」と述べ、柔軟なプログラミングを完成させる楽しさを説明。
「ブロックリー」というソフトを活用し、プログラムの動きを完成させて「宝石」を集める15段階のチュートリアルを体験させた。
生徒は1人1台端末で「上に移動する」「ずっと繰り返す」などの指示があるブロックを組み合わせながら、目標達成に向けて夢中になって取り組んだ。
同校では、こうした外部人材を様々な教科に招き、授業を実施している。技術科では前年度、公立はこだて未来大学の学生や函館市内のロボット・プログラミングスクールの職員が講師を務めた。
大会の実行委員を務める縁で今回の授業を企画した技術・家庭科担当の村上浩平教諭は「様々な専門家に触れる機会を増やすことで、生徒が刺激を受け、学びや進路選択の視野が広がる」と強調。「今後は1・2年生の授業でも学習機会を広めていきたい」と話した。
(学校 2023-07-26付)
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