ドローン操縦を体験　旭川正和小５・６年 　地元企業の地域貢献活動

（学校 2023-07-19付）

旭川市立正和小　ドローン体験

　【旭川発】旭川市立正和小学校（菅野聖一校長）は１１日、同校近くの㈱谷脇組（谷脇勝英社長）が企画したドローン体験に参加した。児童は建設業界におけるドローン活用などについての説明を受け、実際に操縦。貴重な体験を通して建設業の魅力の一端を学んだ。

　谷脇組は同校から約１㌔㍍の場所で、会社は「子ども１１０番の家」にも登録。若手職員が地域に貢献する機会を与えようと谷脇組が今回初めて開催し、５・６年の児童１５人を対象に実施した。同校は総合的な学習の時間に位置付けて行った。

　はじめに、担当者がドローンについて説明。航空法上では「無人航空機」に位置付けられ、本体とバッテリーの重量が１００㌘以上のものを屋外で使用すると航空法の適用対象になると解説した。

　飛行ルールについて、空港周辺や１５０㍍以上の上空、人家の密集地域等で使用する際は国土交通大臣の許可が必要になること、順守事項として飛行前確認の実施や催し物の開催場所上空では飛行させないことなどを伝えた。

　建設業界でドローンを使用する意義について、工事で使う重機の自動運転や点群データ作成などに効果が高いと説明した。

　このあと、児童はドローン操縦を体験。社員の手ほどきで１・５㍍ほどの高さまで上昇させ、コーン標識の上を飛ばした。自分の操作でドローンが動き出すと「おお！」「すごい！」と歓声が上がった。

　最後に、４年生以下の児童を含め全員がグラウンドに集まり、ドローンで集合写真を撮影。貴重な体験を終えた児童は、目を輝かせながら各自の教室へ戻っていった。

(学校 2023-07-19付)