道立校の教育活動支援へ新規事業 CFモデル3事業選定 学校・地域活性化へ10月始動 道教委
(道・道教委 2023-07-20付)

 道教委は、本年度から学校の活性化や特色ある教育活動を支援する道立学校ガバメントクラウドファンディング事業に着手する。ふるさと納税制度を活用して実施するもので、今後設置する事業選定委員会において、道立学校の特色ある取組から3事業程度を選定。生徒の主体的な進路選択を可能とする学校づくりを推進するほか、地域の担い手として活躍する人材を育成する。事業の募集締め切りは8月23日。

 事業は、学校や地域の課題解決および活性化、特色ある教育活動の充実を図るため、ふるさと納税制度を活用して実施するもの。一定の基準を満たした取組に対し、資金確保からマーケティング、商品開発までを行うなど、生徒主体の実践的・体験的な学習活動を行うため、試行的にクラウドファンデングを活用する。

 対象は、道立高校、道立中等教育学校、道立特別支援学校のうち、寄付金の活用を希望する学校。

 本年度は、モデル事業として実施することからクラウドファンディングの上限額を30万円に設定。また、寄付の募集は、事業内容を広く賛同を得る必要があることから、事業内容の検討に当たって、地域や同窓会等の意見にも配慮する。

 今後、事業選定委員会を設置し、申請のあった各道立学校の取組から評価の高い3事業程度を選定。選定された事業では、生徒による効果的なPR方法の検討など、事業実施に向けた取組を教育活動として実施する。

 道外寄付者に対しては、返礼品として、実施事業に関連する開発商品等を贈呈する。

 8月下旬に選定委員会を開き、実施事業を決定。9月下旬に寄付募集を行い、10月下旬をめどに事業を開始する。

 事業終了後の6年3月下旬には、事業成果報告会を開く予定。

(道・道教委 2023-07-20付)

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