5年度インターハイ総合開会式 若き翼の熱い1ヵ月開幕 全員が主人公として活躍を(道・道教委 2023-07-25付)
北海道選手団の入場に大きな拍手が沸いた
高校生最大のスポーツの祭典、5年度全国高校総体(インターハイ)「翔び立て 若き翼 北海道総体2023」が開幕した。22日、札幌市内の北海きたえーるで開かれた総合開会式には、選手や関係者ら約2700人が集結。全国選手団入場、選手宣誓、式典演技などが行われ、全ての高校生が主役となる最も熱い1ヵ月の始まりを告げた。
道内でのインターハイ開催は、昭和62年度以来36年ぶり。「轟かせ 魂の鼓動 北の大地へ大空へ」のスローガンのもと、8月21日までの1ヵ月間、19市町を会場に28競技、31種目で熱戦が繰り広げられる。
22日の総合開会式には、47都道府県の選手団382人をはじめ、運営本部の補助を務める高校生301人、式典演技に出演する高校生402人など、合わせて2692人が参集した。
午前10時、札幌日大高校吹奏楽部のファンファーレが開式を告げると、選手団が入場。プラカーダーを務めた札幌白石高校生徒の先導で、沖縄県から順に行進。最後に北海道選手団が入場すると、ひときわ大きな拍手が沸き起こった。
道高校体育連盟の駒井博和会長が開会宣言すると盛大な拍手が会場を包んだ。国旗儀礼、大会旗・開催道・県旗儀礼に続き、前年度四国大会で優勝した香川・尽誠学園高校ソフトテニス部主将がカップを返還した。
全国高校体育連盟の鈴木康司会長があいさつ。「大会に関わる全ての高校生が主人公として大いに活躍し、全国に勇気や感動を与えてくれることを期待する」と述べた。
永岡桂子文部科学大臣は「フェアプレーの精神を大切にしながら、これまでの練習の成果を存分に発揮し、はつらつとした試合を展開して」と期待した。
鈴木直道知事、石川敏也札幌市副市長、道高校生活動推進委員会委員長の畠山真乃介さん(北海道科学大学高校3年)が歓迎のことば。鈴木知事は「全国で競技に挑む選手や多くの人々に勇気と感動を与えて」と呼びかけた。
畠山さんは「北海道の大地と大空が、選手の皆さんの闘志が、魂が轟く舞台になることを期待する」と述べた。
秋篠宮さまは「選手の活躍と地元高校生をはじめとする関係者の協力によって、実り多いものとなることを祈念する」とあいさつされた。
道科学大高男子ソフトテニス部キャプテンの根田大地さん(3年)と、酪農学園大学附属とわの森三愛高校女子ソフトテニス部キャプテンの吉根珠樹さん(3年)が選手宣誓。
根田・吉根 宣誓!
根田 私たち選手一同は「轟かせ 魂の鼓動 北の大地へ大空へ」のスローガンのもと開催される北海道総体への出場を目指し、日々、練習に打ち込んできました。
吉根 今まで私たちを支えてくれた家族、仲間、そして指導者の皆さまへの感謝の気持ちを忘れず、4年ぶりの通常開催となったインターハイで多くの声援に囲まれる幸せをかみ締めながら、正々堂々とプレーすることを誓います。
―と高らかに宣言した。
このあと、式典演技がスタート。「みんなで翔タイム!in北海道」をテーマに、札幌白石高校や札幌日大高校吹奏楽部の演奏のもと、札幌国際情報高校のダンプレ、札幌西高校のダンス、大麻高校のチアリーディングが躍動。本道を舞台に熱戦を繰り広げる選手たちをもてなし、鼓舞した。
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式典演技で全国の選手を歓迎した
(道・道教委 2023-07-25付)
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