オホーツク管内教頭会　新教頭研修会　相談できる関係性を　北見北中・緒方校長講演など

（関係団体 2023-07-25付）

　【網走発】オホーツク管内教頭会（酒井宏昭会長）は１４日、ホテルロイヤル北見で５年度新教頭研修会を開いた。昇任１・２年目の教頭３３人が参加。北見市立北中学校の緒方隆人校長が講演したほか、各分科会で働き方改革や人材育成などの課題をテーマに交流し、学校運営の充実に向けて研鑚を積んだ。

　酒井会長は開会あいさつで「教頭の役割は、教育目標の具現化に向けて、一枚岩となって校長を支えること。先を見据え、学校運営に積極的に参画していく姿勢と行動力をもって、日々の職務遂行に当たる必要がある」と強調。「講演、研究協議を通して、今日的な課題の解決に向け、学びをより深める機会にしてほしい」と呼びかけた。

　続いて、北見市立北中の緒方校長が「教頭に期待すること」と題して講演。自身の教頭時代の経験から、人的ネットワークを広げていくことの大切さを伝え「いろいろな人と面識を持ち、困ったときに相談できる相手を今のうちからつくっておくことが大切」と述べた。

　校長の補佐役として「受け身のサポートではなく、校長の特性等を理解した上で能動的に提案していってほしい」と伝えた上で、提案が成果を生むためにも「目的や意義をしっかりと伝え、スケジュールを組み、具体的な見通しを持たせることが大切」とした。

　研究協議では、４分科会で学校管理・運営の諸課題について交流。管内校長会から河村一恵事務局次長、藤田哲也事務局次長、橋本正之事務局次長、宮崎浩会計が助言者を務め、働き方改革や人材育成など喫緊の教育課題について意見交換した。

(関係団体 2023-07-25付)