道　北方領土“Ｎ”サミット　札幌で啓発活動等展開　２４、２５日に根室管内高校生

（道・道教委 2023-08-22付）

　道は本年度、根室管内の高校生が集い、北方領土の啓発活動を体験する「北方領土プロジェクト“Ｎ”高校生サミット・夏」を実施している。管内高校生が札幌班と地元班に分かれて活動を推進。２４、２５日には、札幌班が夏の体験活動として啓発活動や返還要求街頭行進などを行う。

　北方領土プロジェクト“Ｎ”は、北方領土返還要求運動の拠点である根室地域が全国の先頭に立ち、運動を引き継ぐ後継者を育成するため、管内の高校生に焦点を当てた取組を推進するもの。札幌班と地元班に分かれ、啓発活動を体験・研究することで参加生徒の意識や資質の向上を図り、返還要求運動をけん引していく人材を育成する。

　地元班では、８月上～中旬に根室管内の高校生１０人が夏の視察・研究を実施。根室市の道立北方四島交流センターニ・ホ・ロや別海町の別海北方展望塔など、根室管内の啓発施設の見学や啓発イベントに参加し、地元で行われている啓発について学んだ。

　札幌班では、２４、２５の両日、根室管内の高校生４人を対象に①北海道富山会館への訪問②北方領土サポーターとの啓発活動および交流会の実施③２０２３北方領土返還要求街頭行進への参加④北方領土返還要求北海道・東北国民大会への出席―の４つの体験活動を展開する。

　①では、北海道富山会館を訪問し、北方領土を通じた北海道と富山県のつながりを学習する。

　②では、札幌近郊在住の北方領土サポーターと共に、ＪＲ札幌駅付近で啓発活動を展開。併せて、北方領土サポーターとの交流会を行う。

　③では、北方領土の早期返還を訴え、元島民らと共に、道庁赤れんが庁舎から大通公園まで街頭行進を実施する。

　④では、北海道と東北６県の関係機関が一堂に会する北方領土返還要求北海道・東北国民大会に参加。元島民の声や返還要求運動関係者による返還アピールなどを視察する。

(道・道教委 2023-08-22付)