道教委　１日防災学校実施予定校　全校種　６７７校に　道立高校は全１９０校で

（道・道教委 2023-08-23付）

　道教委は１日防災学校の５年度実施予定校数をまとめた。幼稚園、小・中学校、高校、特別支援学校計６７７校で実施を計画しており、道立高校では１９０校全校で実施する見通しとなった。

　１日防災学校は、児童生徒の防災意識を高めるため、専門家による講義や地域との連携による避難訓練、避難所運営など系統的・体系的な防災教育を行うもの。

　平成２９年度に札幌市立北郷小学校で試行し、３０年度から小・中学校で開始。令和２年度から幼稚園、３年度から高校、特別支援学校と対象校種は徐々に拡大している。

　取組内容も様々で、防災関係機関と連携した避難訓練や災害派遣車両の見学、実験模型を活用した津波体験、避難所の設営・運営体験、地域におけるハザードマップの作成など教科等横断的に取組が進められている。

　５年度の実施予定市町村数は１６５市町村。学校数は６７７校で過去最も多い数値となった。内訳は幼稚園が９園、小・中学校、義務教育学校が４２６校、中等教育学校が１校、道立高校が１９０校、道立特別支援学校が４４校、市町村立高校が７校となっている。

　道教委は啓発資料「１日防災学校実践事例」で特徴的な防災教育の実践を校種別に紹介しており、活用を呼びかけている。

(道・道教委 2023-08-23付)