道教委 5年度草の根教育実習 小中106校で受入開始 17大学179人 過去最多に(道・道教委 2023-08-23付)
道教委は、大学生が小・中学校で教育実習を体験する「草の根教育実習」の5年度受け入れ校(21日現在)をまとめた。実習の受け入れ校は小・中学校106校で、参加する学生は17大学179人と過去最大規模となる予定。実習は21日から順次開始し、授業体験や児童生徒との交流などを通して教職への志望意識の向上を図っていく。
草の根教育実習は、大学生がへき地・小規模校における教育実習を体験することで教職の魅力ややりがいを発見し、質の高い教職人材の確保につなげるため2年度から開始。道教委、大学、受け入れ校など各機関が連携し、マッチングや実施時期の決定など必要な調整を行っている。
実習内容は「学級活動や授業の参観」「チーム・ティーチングや教科指導などの授業体験」「児童生徒や現職教員との交流」「地域との連携・交流活動」などで、実習受け入れ校が決定する。5年度は新たに、特別支援教育の専門性向上を図るため「可能な範囲での特別な配慮を必要とする児童生徒への支援」を対象に加えた。
実習日数は概ね3~5日間程度で、本年度の実施期間は12月22日まで。参加者は実習に関する動画を視聴後に参加。実習終了後、参加者に「草の根教育実習修了証」を交付する。
参加大学は前年度比3大学増の17大学、参加学生は25人増の179人に。実習の受け入れ学校は小学校59校、中学校41校、義務教育学校6校の計106校で、前年度と比べ5校増加となった。
4年度は参加学生の95%以上が「有意義だった」「教職の志望意識が高まった」と回答。少人数学級や複式学級における実習を経て教職への志望意識の向上に成果が見られ「地元で教員になり、お世話になった先生に成長した姿を見せられるよう頑張りたい」「第2の故郷ができたと思えるほど人や町も大好きになった。多くの人に経験してほしい」などの感想が寄せられている。
草の根教育実習の5年度受け入れ予定校(21日時点)はつぎのとおり。
▼空知
▽芦別市上芦別小
▽砂川市北光小
▽沼田町沼田小
▽深川市北新小
▽妹背牛町妹背牛小
▽芦別市啓成中
▽上砂川町上砂川中
▽沼田町沼田中
▼石狩
▽恵庭市松恵小
▽江別市いずみ野小
▽江別市野幌小
▽江別市豊幌小
▽北広島市西部小
▽北広島市緑ヶ丘小
▽千歳市駒里小
▽千歳市東小
▽石狩市石狩中
▽石狩市浜益中
▽北広島市西部中
▽北広島市緑陽中
▽新篠津村新篠津中
▽千歳市東千歳中
▼後志
▽岩内町岩内西小
▽留寿都村留寿都小
▽岩内町岩内第一中
▽積丹町美国中
▽仁木町銀山中
▽仁木町仁木中
▽ニセコ町ニセコ中
▼胆振
▽白老町虎杖小
▽白老町竹浦小
▽安平町追分中
▽安平町早来学園
▼日高
▽日高町厚賀小
▽日高町富川小
▽浦河町浦河小
▽えりも町えりも小
▽様似町様似小
▽新ひだか町静内小
▽新ひだか町高静小
▽平取町二風谷小
▼渡島
▽木古内木古内小
▽七飯町藤城小
▽函館市銭亀沢小
▽函館市椴法華小
▽北斗市石別小
▽北斗市島川小
▽松前町大島小
▽八雲町熊石小
▽八雲町野田生小
▽八雲町東野小
▽八雲町山越小
▽福島町福島中
▽北斗市石別中
▽北斗市茂辺地中
▽松前町松前中
▽森町森中
▽八雲町熊石中
▽七飯町大沼岳陽
▼檜山
▽今金町種川小
▼上川
▽士別市糸魚小
▽名寄市智恵文小
▽美瑛町明徳小
▽東神楽町志比内小
▽富良野市山部小
▽幌加内町朱鞠内小
▽音威子府村音威子府中
▽士別市朝日中
▽士別市上士別中
▽下川町下川中
▽美瑛町美瑛中
▽美瑛町美馬牛中
▼留萌
▽苫前町苫前小
▽羽幌町焼尻小
▽天塩町天塩中
▽羽幌町焼尻中
▽増毛町増毛中
▼宗谷
▽利尻町利尻中
▽稚内市稚内中
▼オホーツク
▽置戸町置戸小
▽訓子府町居武士小
▽小清水町小清水小
▽紋別市小向小
▽美幌町北中
▽紋別市潮見中
▽湧別町上湧別中
▽湧別町芭露学園
▽湧別町ゆうべつ学園
▼十勝
▽上士幌町上士幌小
▽音更町下士幌小
▽音更町西中音更小
▽音更町東士狩小
▽帯広市清川小
▽清水町御影小
▽上士幌町上士幌中
▽帯広市清川中
▽帯広市帯広第七中
▼釧路
▽釧路市山花小
▽釧路町知方学小
▽弟子屈町川湯中
▽釧路市阿寒湖義務教育
▼根室
▽標津町標津小
▽別海町上西春別小
▽標津町川北中
▽標津町標津中
▽根室市歯舞学園
(道・道教委 2023-08-23付)
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