意思疎通など大切　旭工高生　建設企業で就業体験

（関係団体 2023-09-14付）

旭工高の原田さん田中組でインターンシップ

　【旭川発】旭川工業高校（稲津誠校長）建築科２年の原田望生さんは６日から３日間、建設企業の（株）田中組旭川支店（鈴木聡支店長）でインターンシップに臨んだ。座学や測量などの実習を通して建設業の一日を体感し、コミュニケーションや現場写真の大切さなどを学んだ。

　初日は、支店で受講。総務部の阿部裕樹係長が会社の仕事のほか、本社および支店の役割を説明した。また、建築部の高橋侑生氏がＣＡＤによる図面作成を指導し、測量機器で支店敷地内を実測した。

　２日目以降は砂川市内で田中組が施工する「㈱ほくやく空知支店新築移転工事」の現場へ。原田さんは鈴木暁現場代理人の説明を受けながら工事の様子を見学したほか、角度や距離を測る測量、ドローンを使った現場写真撮影などに取り組んだ。

　３日間を終え、原田さんは「現場の写真が図面どおりに施工されているかどうかの証拠になる」と写真の役割の大切さに気付いた様子。一方「あまり積極的に会話を進められなかった。人と会うときは笑顔でハキハキ話さないと」と反省した。

　今後については「今回学んだことを今後の進路選択に役立て、自分が後悔しない就職ができるようにしていきたい」と話した。

(関係団体 2023-09-14付)