道労働局　６年３月新規高卒者　求人倍率　過去最高２・９２倍に　求職者１１・３％減５３４６人

（関係団体 2023-09-14付）

新規高卒者職業紹介状況の推移（各年７月末現在）（クリックすると拡大表示されます）

　道労働局は、６年３月新規高校卒業者の求人・求職状況（７月末現在）をまとめた。求職者数は前年同月比１１・３％減の５３４６人、求人数は７・２％増の１万５６３０人。道内求人倍率は０・５ポイント上回り、過去最高の２・９２倍となった。

　求職者数５３４６人の男女別内訳は、男子が３００８人、女子が２３３８人。道内求人数１万５６３０人を地域別にみると、札幌圏が１０・８％増、小樽が２５・８％増、千歳が１６・２％増となるなど、全道２０地域のうち、１６地域で前年同月を上回った。

　産業別では、卸・小売業が１４・０％増、製造業が１３・３％増、建設業が６・２％増など、多くの産業で前年同月を上回った。一方で、宿泊業・飲食サービス業では１２・７％減となったほか、医療・福祉と農林水産業でも減少が見られた。

　道内求人倍率は、札幌圏が１・０７ポイント増の４・３２倍、函館圏が０・０５ポイント増の１・７７倍、旭川が０・６１ポイント増の２・４倍、帯広が０・１２ポイント増の２・４６倍など全道１８地域で上回っている。

　事業所の規模別では「２９人以下」が８・３％増、「３０～９９人」が５・４％増、「１００～２９９人」が８・９％増、「３００～４９９人」が１１・０％増、「５００～９９９人」が２・１％減、「１０００人以上」が１３・３％増となった。

(関係団体 2023-09-14付)