子を守り育てる取組を　道青少年育成協が大会

（関係団体 2023-09-19付）

道青少年育成大会

　道青少年育成協会（竹谷千里会長）は８日、札幌市内のかでる２・７で道青少年育成大会・「少年の主張」全道大会を開催した。道社会貢献賞などの表彰式、基調講演、少年の主張全道大会などを実施。青少年育成活動の一層の推進に向けて、意識の醸成を図った。

　開会式であいさつに立った竹谷会長は、ウクライナ侵攻などの世界情勢に触れ「日本で紛争は起きていないが、だからこそ子どもたちの健やかな成長を止めてはいけない。守り育てる取組をより一層推進していきたい」と話した。

　道保健福祉部の野澤めぐみ子ども応援社会推進監は、核家族化や情報化が進み、スマホやＳＮＳでのトラブル・犯罪が増加し、過去２年の非行少年の検挙数が増加していることを紹介。「地域で関係機関等と連携し、育成指導への引き続きの力添えをお願いしたい」と話した。

　このあと、５年度社会貢献賞（青少年健全育成功労者）表彰式、道青少年基金事業顕彰表彰式が執り行われ、受賞者一人ひとりに表彰状が手渡された。

　少年の主張全道大会では、出場者が社会に向けての意見、未来への希望などを発表した。

　このほか、審判応援団長で元ＮＰＢ審判技術指導員の山﨑夏生氏が「一途一心の野球道」と題して基調講演を行ったほか、厚真町教委生涯学習課社会教育主事で厚真けん玉クラブ代表の斉藤烈氏が「人と人のつながりが生み出す場～弱く多様なつながりの価値」と題して活動発表を行った。

(関係団体 2023-09-19付)