自然保護の大切さ確認　下川小で建設企業が授業

（学校 2023-09-19付）

下川小谷組出前授業

　【旭川発】下川町立下川小学校（井川健校長）４年生は８日、同校で町内の㈱谷組（谷博之代表取締役）が行った出前授業に参加した。児童２０人はダムの役割や水の大切さを理解したほか、きれいな河川を保つためにできることを考察。地域の貴重な自然を守ることの大事さを再確認した。

　谷組が過日開催した課外授業「ほんわか教室・サンルダムの役割と目的」に続くもの。ことしで４年目を迎えた取組で、役職員３人が来校した。

　講座は２部構成で行った。

　第１部では地域貢献プロジェクトチームサブリーダーの村上龍一総務部長の指導で、児童は課外授業でサンルダムを見学した感想や、ダムの大きな役割（洪水防止、渇水防止、水の力で電気をつくる、水を確保する）について復習。また、クイズ形式でダムの貯水量や下川町の水道料金について学習した。

　第２部では、プロジェクトチームリーダーの山口司専務が指導に当たった。町内を流れる川の名称や大雨が降ったときの災害状況を説明した。

　説明を受け、児童は「川をこれからもきれいに保つためにどうしたらよいか」をテーマに考察。「ごみを川に捨てない」「汚い水を流さない」「河川を整備する」「日常生活の中でみんなができることをする」など様々な意見が上がった。

　授業を終え、谷組では「青少年育成に少しでも役に立てるよう、今後も活動を継続していきたい」と話した。

(学校 2023-09-19付)