札幌市シンガポール少年少女交流　外国文化への理解深め　参加生徒が秋元市長に報告

（札幌市 2023-10-03付）

シンガポール少年少女交流事業

　札幌市のシンガポール少年少女交流事業に参加した市内の中学２年生１２人は９月２１日、秋元克広市長を表敬訪問し帰国報告を行った。生徒たちは、１５日間にわたるシンガポールでの経験を通して得た成果などを伝え「外国の文化について理解が深まった」「英語でのコミュニケーションの難しさを実感した」などと感想を寄せた。

　市は、国際的視野を広め、豊かな国際感覚を身に付けた少年少女の育成を目的に昭和６３年度からシンガポール少年少女交流事業を実施。札幌市・シンガポール共和国で相互に中学生の派遣と受け入れを行っている。

　新型コロナウイルス感染症の影響で往来交流を中止していたため、４年ぶりの実施となった本年度は札幌市の中学２年生１２人をシンガポールに派遣。８月３～１７日の１５日間、ＭＯＥＬＣ（シンガポール教育省語学センター）での特別英語レッスン、現地の中学校への体験入学、ホームステイなどを行った。

　帰国報告会では、代表して３人の生徒が事業の行程、ホストファミリーとの交流の様子、シンガポールの特徴などについて説明。「外国の文化について理解が深まり、とても良い経験になった」「英語でのコミュニケーションの難しさを実感し、もっと勉強したいと思った」などと感想を寄せた。

　秋元市長は、コミュニケーションに力を入れるシンガポールの特色に触れた上で「学校生活や社会で様々な経験をするときに、文法にこだわらずコミュニケーションを取ることが大事」と述べ、生徒たちを激励した。

(札幌市 2023-10-03付)