留萌高　創立１００周年記念講演会　地域を愛する力持って　チームナックス森崎氏招き

（学校 2023-10-13付）

留萌高１００周年記念講演会

　【留萌発】留萌高校創立１００周年記念事業協賛会は４日、留萌高校（瀧澤共喜校長）で記念講演会を開催した。演劇ユニット「ＴＥＡＭ　ＮＡＣＳ」リーダーの森崎博之氏が「笑顔のチカラ～ティーチャー森崎の課外授業」と題して講演＝写真＝。全校生徒と保護者ら参加した約５００人は地域や食の重要性について考えを深めた。

　記念講演会は、同校の創立１００周年を記念して実施したもの。

　瀧澤校長があいさつ。協賛会の企画によって講演会が実現したことに触れたほか、森崎氏のプロフィールを紹介した。

　続いて森崎氏が「笑顔のチカラ～ティーチャー森崎の課外授業」と題して講演。これまでの人生について振り返った上で「夢は近道でも遠回りでもかなえることができる」と強調した。

　都道府県別の幸福度ランキングから北海道が３２位であることを紹介。北海道の地域を回った際に、地域の人が遠慮してこの街には何もないと言うことについて、その言葉を用いることが地域の魅力を失っていくことに触れ「ここがいい。ここが好き。というのをはっきりと伝えてほしい。地域を愛する力を持ってほしい」と呼びかけた。

　「ＴＥＡＭ　ＮＡＣＳ」でリーダーを務めていることから、リーダーについて「集団をまとめたり、引っ張ったりするのではなく、その集団を誰よりも笑顔で愛している存在がリーダー」と強調。また、農業について「ウシから牛乳や肉など命をもらって私たちが生きている。しっかりと感謝して食べなければならない。その感謝をいただきますの言葉で伝えてほしい」と呼びかけた。

　質疑応答では、テレビに出演する際に気を付けていることとして顔の表情や言葉が相手に伝わることから和やかな顔や愛のある言葉を届けるように取り組んでいることを説明した。

　このあと、代表生徒が「様々な観点から話を聞くことができた。これからも学校生活を頑張りたい」と感謝の気持ちを述べた。

(学校 2023-10-13付)