壊れない、不思議！　建設業主催行事で泊小と神恵内小　れんがでアーチ橋を製作

（学校 2023-10-16付）

　【小樽発】泊村立泊小学校（太田雅則校長）と神恵内村立神恵内小学校（藤村政規校長）の３・４年生２４人は９月２６日、茅沼建設工業㈱が主催する「体験して学ぶものづくりの世界について　レンガによるアーチ橋作りの体験学習」に参加した。れんがを使ったアーチ橋造り体験や建設機械の見学・試乗を行い、地元を支える建設業の仕事と魅力について理解を深めた。

　取組は、地元の建設業者である同社が地域貢献活動の一環として行っているもの。地元の子どもたちに建設業の仕事と魅力を知ってもらうことを目的に、平成２５年度から実施している。

　当日は泊村にある同社運輸部車庫で体験学習を展開。児童たちはアーチ橋造りについて説明を受けたあと、３グループに分かれて計６橋の橋造りを体験した。

　児童たちは出来上がった橋を前に「砂と水だけでくっついた！」「本当に壊れない、不思議！」と歓声を上げた。

　続く建設機械の見学・試乗体験では、高所作業車や除雪車など４台に試乗。児童たちは「高く上がって楽しかった」「大きな除雪車に乗れてうれしい」と笑顔で感想を述べた。

　最後に取組を視察した神恵内村教委の玉川量規教育長は「体験学習で感じた“かっこいい”“こういう仕事がしたい”という思いを大切にして」と児童たちに呼びかけた。

　泊村教委の髙山誠教育長は体験学習について、実際に見て、触って体験できるとても良い機会であるとし「地元を支える会社について知り、子どもたちが将来の職業選択に生かしてくれれば」と期待を込めた。

(学校 2023-10-16付)