留萌局　働き方改革推進会議　推進校の取組状況共有　小平小　学校全体で機運向上

（道・道教委 2023-10-25付）

　【留萌発】留萌教育局は１２日、オンラインで留萌管内学校における働き方改革推進会議を開催した。管内の各市町村教委や小・中学校の関係者ら２０人が参加。道教委の働き方改革推進事業指定校の小平町立小平小学校の取組内容や成果のほか、小平町のアクション・プランに掲げる取組内容・推進状況などについて情報を共有した。

　同会議は、教職員の時間外勤務などの縮減や学校の業務改善を図るための対策、その取組状況の検証などを通して働き方改革の推進を図ることがねらい。働き方改革推進事業の成果や課題、取組状況等の情報を共有し、効果的な事業の推進を図るとともに、管内の各学校の働き方改革の推進につなげることも目指している。

　はじめに川村秀明局長があいさつ。教頭の在校等時間の多さなど課題に触れ、会議について「推進校の取組状況について情報共有するとともに、教頭アンケートの結果について皆さんと協議させてほしい」と呼びかけた。

　続いて、佐藤充彦企画総務課長が局の教頭支援の取組として、５月に管内小・中学校の教頭を対象として実施した教頭職に関するアンケートの結果を紹介。「教頭が特に負担に感じている業務」「教諭・事務職員に移行できると考える業務」「廃止した方が良いと考える業務」「期待したい教頭支援策」などについて説明した。

　道教委働き方改革推進事業の中間報告として、小平町の担当者が町のアクション・プランに掲げる取組内容・推進状況などについて紹介した。

　同プランについて「本来担うべき業務に専念できる環境の整備」「部活動指導に関わる負担軽減」「勤務時間を意識した働き方の推進と学校運営体制の充実」「教育委員会における学校サポート体制の充実」の４つの具体的取組区分について説明した。

　また、小平小の村井亨校長が同事業推進校としての取組内容や成果などについて説明した。

　これまでの取組を振り返った上で、本年度実施している「業務の削減・縮小・統合に向けた１００の実践」「分掌業務の平準化」「勤務時間の意識化をはじめとした職員の意識改革」「社会教育との連携」「地域社会との連携」など９つの取組を紹介。

　取組の成果として「提案時に削減・縮小・統合等の視点を取り入れたことなどで、学校全体として働き方改革を進めるという気運が上がってきた」「１００の実践の効果によって、学校全体の超勤時間が減少した」「地域のサポートが働き方改革とつながっていること」などを挙げた。

　このあと「教頭業務の現状と業務平準化に向けた今後の取組」「昨年度の働き方改革推進事業推進校のその後の状況」「昨年度校務支援システムを導入した学校における業務の軽減状況」などについて意見交換・協議を行った。

(道・道教委 2023-10-25付)