胆振教育局　いぶりＷＥＢ研修　メクビット活用法は　問題配信、回答方法など演習

（道・道教委 2023-10-30付）

胆振教育局ＭＥＸＣＢＩＴ活用ＷＥＢ研修会

　【室蘭発】胆振教育局は８月下旬と９月上旬の３日間、局独自の研修「いぶりＷＥＢ研修会」をオンラインで開催した。丸山敏儀教育支援課長が文部科学省のＣＢＴシステムＭＥＸＣＢＴ（メクビット）の活用方法を説明。管内の教員約１００人が操作方法を体験し、授業・家庭学習での活用に向けて理解を深めた。

　メクビットの活用方法や便利な使用方法を伝えることを目的として本年度から開始したもの。より多くの教員が参加できるよう実施日程を３日間に分散して開催し、管内の小・中学校、義務教育学校の管理職や教員らが参加した。

　はじめに丸山教育支援課長が「ＭＥＸＣＢＴの活用について～ほっかいどうチャレンジテスト、家庭学習などでの活用に向けて」と題して講義。全国の自治体の問題約３万問を活用できるほか、自動採点による業務の効率化が期待されるなどメクビットの特徴や活用の流れを示した。演習では教員・児童生徒それぞれの立場に立ち、問題の配信方法や回答方法を体験した。

　質疑応答では参加者から「チャレンジテスト中にはインターネット検索の制限は可能なのか」「一人ひとりの学習状況の確認方法はあるのか」などと質問があり、丸山教育支援課長が丁寧に回答。「相談を随時受け付けている。各校の発想力を生かし、最適な使い方を探してほしい」と求めた。

　参加者からは「複数回の実施によって多くの教員が参加できた。学校全体で活用していきたい」「授業・家庭での活用方法を考える良い機会となった」などの感想が寄せられた。

　胆振局は今後、管内の教員がいつでも視聴できるよう、研修会の様子をまとめた動画をユーチューブで限定配信する。

(道・道教委 2023-10-30付)