奮闘する学校現場を応援　胆振局「たんコミ」始動　不安や悩み、遠隔で対応

（道・道教委 2023-10-30付）

胆振教育局たんコミ

　【室蘭発】胆振教育局は、教員が抱える不安・悩みにオンラインで応える胆振教育局コミュニティ「たんコミ」を開始した。授業づくりや生徒指導に奮闘する初任段階教員、ミドルリーダーの教員を対象に、指導主事が遠隔で協議・相談を行う新たな試みで、参加を呼びかけている。

　学校訪問等で直接関わることのできる教員が限られている現状を踏まえ、義務教育指導班の指導主事の提案を契機に開始したもの。授業・単元づくり、生徒指導、学級経営、行事指導、通常学級における特別支援教育など、教育活動に関する悩み・疑問に基づく協議や相談を行うことで教員の資質向上を図るとともに、課題の共有や解決の方向性を明らかにする。

　対象は、胆振管内における小・中学校、義務教育学校、中等教育学校（前期課程）、特別支援学校（小・中学部）の教員など。

　希望者は管理職に相談・報告の上、所属校、氏名、電話番校、相談したい内容をメールで申請する。

　申請情報をもとに日程を調整。時間は４０分間で時間帯は要相談。個人端末での参加や、複数日・複数人での相談も可能となっている。

　丸山敏儀教育支援課長は「指導主事一人ひとりが管内の先生たちとより近い距離感で話し合う機会を設けることは大変うれしく、指導主事自身の学びにもつながる。管内の教員と指導主事が胸襟を開いて話し合い、互いの資質・能力の向上につながれば」と期待する。

　申し込みは、２次元バーコードから。

(道・道教委 2023-10-30付)