静内農高が大賞などダブル受賞　来年２月に全道で販売　第１１回高校生チャレンジグルメ

（学校 2023-10-31付）

ザンギ三姉妹の（左から）土田さん、唐川さん、田中さん　

　【苫小牧発】静内農業高校（赤穂悦生校長）のチーム「ザンギ三姉妹」が、第１１回高校生チャレンジグルメコンテストで大賞（道知事賞）と商品企画賞（コープさっぽろ賞）のダブル受賞に輝いた。考案した「日高昆布香るハスカップザンギ」は来年２月に全道のコープさっぽろで販売される予定。

　同コンテストは、近年地産地消の取組や「ご当地グルメ」の創出などが活発に行われる中、北海道の食の活性化のために高校生が「わが町グルメ」をつくろうというもの。

　創作メニューコンテストの形態で、食味だけを競うのではなく、各地の特色ある「食」を研究・発掘し、地元の大人たちと手を携え、共に進める過程で、多様なことを学ぶものとして企画されている。

　今回は１１校１２チームが１０月上旬、ＴＫＰガーデンシティＰＲＥＭＩＵＭ札幌大通で開かれた本審査に出場。「ザンギ三姉妹」が見事大賞を射止めるとともに、商品が全道販売されるコープさっぽろ賞も獲得し、うれしいダブル受賞となった。

　考案した「日高昆布香るハスカップザンギ」は「北海道の総菜で一番売れているのは鶏の唐揚げ」と考え、低脂質高タンパクの鶏むね肉に地元産の日高昆布を使用。北海道みそベースの調味料と日高昆布粉末でうまみを凝縮し、さらに焼き昆布と焼き昆布粉末を加えることで昆布の風味を際立たせた。

　また、北海道が生産量１００％のハスカップを使ったハスカップビネガーのタレで「ザンタレ」も楽しめるようにした。衣の剥がれやすさや昆布の風味をどの程度出すかなどに苦労しながら、地元の連携企業のアドバイスも取り入れ最適なバランスに仕上げた。

　ザンギ三姉妹の土田百花さん、唐川凪伎さん、田中とわさん（いずれも食品科学科１年）は「初めてのコンテストで大賞を取れてうれしい」「商品が販売されるコープさっぽろ賞を目標としていたけれど、まさか大賞まで取れるとは」「コープでアルバイトをしているので、販売されるのがとても楽しみ」と喜びを語った。

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全道販売される「日高昆布香るハスカップザンギ」

(学校 2023-10-31付)